幼い子供の頃、初めて心震わすような映画を観たのは、イタリア映画の「自転車泥棒」でした。
仕事に使う大切な自転車を盗まれたお父さん、取り戻す為に悩んだ挙げ句、貧しいが故に自転車を盗む、その行為を幼い息子の目線で見てしまう忘れられない名作映画の一つです。
人生は不条理である事を初めて教えくれた映画が「自転車泥棒」でした。
今日のタイトルの「ひまわり」。
尾道を舞台にしたNHK の朝ドラマ「てっぱん」のオープニング曲(ひまわり)でも、伊藤咲子さんのひまわり娘の事ではありません。
「ひまわり」?
最近、再注目を集めている1970年に公開されたイタリア映画「ひまわり」。
この映画は、上京した18歳の時に東京で初めて観た映画でした。
高田馬場で偶然にも観た映画・・イタリア、フランス、アメリカ、ソ連の4ヶ国共同制作映画「ひまわり」。
戦争に翻弄される人生、運命を、笑いから始まり、だんだんと、どんどんと、哀しみが深くなる忘れられない映画でした。
一人でも多くの人、とりわけ若い人たちに観て欲しい映画です。
映画監督は、イタリアのヴィットリオ・デ・シーカ氏、あの名作「自転車泥棒」の監督でもあります。
シネマパラダイス、ライフ イズ ビュウティフル等、思い出すイタリア映画・・この感覚は何だろう?
残りの人生、劇場と映画三昧にのめり込んでも楽しいかも?
映画評論家の淀川長治さん、個人的に映画の話をして下さった小森和子先生が活躍していた時代が懐かしいです。
フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホの作品。
ナショナル・ギャラリー(ロンドン)所蔵。
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