百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

百島の海へ

2013年08月08日 | 百伝。
ヘミングウェイの「老人と海」を読み返していました。

少年が、海や自分自身に語りかけるのは、未来や希望につながります。

少年の時に読み終えた記憶の物語(イメージ)とは、全然異なる世界でした。

中年になって、この小説「老人と海」を読み返してみると、老人が、ほんとうに話しかけたいのは、自分自身や海ではなく「人間」そのものではないかという・・作家ヘミングウェイの強い気持ちが伝わってくるのです。

丸4日かけて闘ったうえに釣った5メートルを超えるカジキマグロ・・その大魚をサメが襲い、今度はサメと闘うが、結局は、サメに食べられて、頭と尾だけの骨になったカジキマグロ・・この寂しさ!!

と・・、コーヒーショップ内で文庫本を閉じた途端、緊急地震速報あり(16:56)。

店内に居た殆どのお客さんの携帯が、一斉に鳴り響くと唖然としました。

さて、まもなく旧盆。

11日の午前中に百島診療所の水上飛行機が試験フライトを行うとのこと。

その見学会に間に合わせるならば、明後日にも、百島へ出発します。

どうしようかな・・?

今回、百島の海へ、何を語りかけましょうか?

雲の上を歩いて、

海の上を歩いて、

百島へ。

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