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100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

一日一生 

2006年09月14日 | 千伝。
行きは、飛騨、信州、甲州を通り抜けて、東京へ。

山は、いいなぁ・・。

ふと東京で、「今日という日は、残りの人生の最初の日」・・こんな言葉で自分の講演会の最後を締め括る大学時代の友人を思い出しました。

20数年前にバイクで「お伊勢詣で(東京と伊勢志摩を往復)」のツーリングをした際の往路のルートを懐かしみながら辿って帰りました。

国道1号線経由、小田原から箱根旧街道(大学駅伝の往路最終区の山登りコース)を上って芦ノ湖。

下って三島・沼津。そこから富士、清水を抜けて、三保の松原で天女の羽衣と再会。久能山(1159段、いっきに駆け登りました)。

さらに御前崎まで(加藤剛さん親子も今年の夏は帰省していたとか)。

国道150号線沿いに浜松まで。静岡県は、広い。

面白い。

ちょっとオカシイ。

工場の煙突から煙があがりぱなっし。

あれを見ると富士山が気の毒です。

世界遺産なんて夢のまた夢かもしれません。

ほんの20数年間で全く変貌した街並みや風景に戸惑い・・何だか沢山のメモリーがフラッシュバック状態で、ぼくの脳裏に詰め込んで整理できていない状態です。

20数年前、バイクで観た風景(とことん海沿いを走ったルート)を忠実に辿ることは不可能でした。

途切れ途切れの記憶の断片を重ねて合わせながら、もう残りの人生で、また来ることがあるのだろうか思いつつ・・車を走らせていました。

20数年前のあの時、御前崎で太平洋の水平線を眺めながら、海の向こうのアメリカで平和行脚の旅をしていた大学時代の友人に手紙を書いた記憶があります。

写真は、同じ場所で、そこからの観た20数年ぶりの太平洋の風景です。

この風景は、1000年昔も1000年未来も変わらないはずです。

一日一生です。

山もいいけど、海は、やっぱりいいなぁ。

海は広いなぁ。大きいなぁ。

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