百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

盂蘭盆会。

2023年08月13日 | 百伝。

今日8月13日は、お盆の日。

午前中、福井市街地にある足羽山墓地にあるお墓掃除。

あの世から、この世に戻る故人、ご先祖様に、ご挨拶のお墓参り。

百島方面に向かっても、合掌。

あの世とこの世の往き来、行きしなも、帰りしなも、有り難や有り難やの感謝。

合掌。

この世で生きることは、食べる事。

この世で生き易くすることは、祈る事。

昨今、地域の盆踊りに、洋楽のボン・ジョヴィの「Livin' On A Prayer」を流して踊るとか・・時代は変わるものです。

午後、地元福井テレビが制作、授賞ドキュメンタリー番組「私たちインドから来ました 15人の介護士~小さな奇跡~」を観ていました。

昨年、インドから福井県勝山市の特養に5年間契約で働いている15人のインド女性が主人公の物語です。

噂では聞いていましたが、素晴らしいのです。

元々、15人全員がインドの看護師さん、来日前の数ヶ月間、日本語を学習して、会話も漢字を含めた読み書きも問題無しのコミュニケーション能力の高さです。

現状、日本の平均年収は、インドの平均年収の8倍から10倍だとか。

既婚者の方もいて、子供をインドに残して、日本で働いているのです。

今までは、フィリピンやベトナムやタイからの労働人材が各国の少子化、より賃金の高い欧米に行くのだとか。

インドは中国を抜いて、今や平均年齢28歳、14億人という世界一人口の多い国だとか。

福井の生活を気に入って、家族を呼び寄せたくても日本の労働法制度が厳しくて難しいとの事。

結果として、多くのインド人は、選択肢として家族を呼び寄せられて、より収入の多いヨーロッパに行くのだという。

ただ今年から、日本も法改正、介護福祉士の国家資格を取得すれば、家族ビザを発行、日本に家族を呼び寄せて一緒に暮らせる事が可能になったとの事。

これから4年間、彼女たちは間違いなく介護福祉士の資格を取得できると思います。

日本の介護問題、人手不足は非常に深刻です。

インド人によって、日本の介護、福祉、未来は、変わるかも知れません。

食べる事は、この世の中で生きる事。

祈る事は、この世の中で生き易くする事。

お盆(盂蘭盆会)は、古代インドで発祥したものです。

さて、まだまだ盆休みが続けばいいのに、台風7号は近づいてきているし、コロナ感染者も増えています。

明日から仕事に戻ります。