百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

ひらけ世界へ、東京おもちゃ美術館。

2018年03月25日 | 百伝。
原因不明の眩暈、立ち眩みが続きます。

脳梗塞の疑いもあるのでは?・・と、CT検査による診断。

大丈夫でした。

今日は、3時間ほど点滴を受けていました。

うつらうつらと、思い出すのは、遠い昔の小学生の低学年の頃の出来事でした。

エンボ・・百島の我々の同世代以上の方ならば、知っているはずです。

農作業の運搬用に使っていた・・あの丸いエンボです。

東京から、百島に暮らす老いた母を迎えに来た息子とその子の遠い光景。

当時、百島には、まだ車がほとんど走っていない時代です。

・・福田桟橋まで、その老いた母を「エンボ」に載せて行く道中の涙ながらの別れ、挨拶。

「これからの東京生活」と「百島生活との別離」が行き交う人生の四方山話を聞く小学生だった僕は、今も忘れていません。

・・幸せとは?

あれから、半世紀・・今は、車、新幹線、飛行機でスピーディーに移動出来る時代。

僕たち、君たちは、どう生きる?

そう、新宿区四谷に閉校になった小学校の建物を利用して、古今東西のおもちゃ10万点以上を収蔵・展示、かつては小学生たちが学んでいた各教室を、世界中のおもちゃがテーマごとに展示しているユニークな美術館があります。

東京おもちゃ美術館です。

この美術館には、10代の学生から80代のシニアの方まで、200名を超えるボランティアスタッフが「おもちゃ学芸員」として活動しているとのこと。

幅広い年代の方とおもちゃを通して多世代交流が楽しめるところも大きな魅力の一つなのでしょう。

「食育は身の栄養。木育は心の栄養。」

東京おもちゃ美術館の歌があります。

ぜひ、聴いてください。

ひらけ世界へ、東京おもちゃ美術館


東京おもちゃ美術館のワンダフルな姉妹館も増えます。

沖縄 やんばるの森のおもちゃ美術館。

山口 長門おもちゃ美術館。(今年4月7日オープン予定)

秋田 鳥海山 木の美術館。(今年7月1日オープン予定)

・・行きましょう。

・・出かけましょう。

百島の老いた母を迎えに行った息子さんは、親孝行でした。

そして、息子さんの子である孫、その孫の子の曾孫の活躍を謳ったのが、東京おもちゃ美術館の歌です。

天国から見守っている百島の曾祖母の心は、生きています。

応援したくなりませんか?

尾道市長さん、広島県知事さん。