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100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

チューリップ

2015年02月20日 | 千伝。
昨日は、春節。

中国からの観光客が、日本で沢山買い物をしてくださるとか!

はて、二週間続けて、一昨日も、またお通夜に出かけて参りました。

生前のビデオを眺めながら・・生まれた命は必ず老いてゆくもの、そして、必ず逝くものと痛感させられます。

今の世の中、歳老いれば、食事介助の必要な高齢者は、だんだんと施設側の受け入れが難しくなっています。

・・人手が足りないのです。

点滴や経管栄養に頼る寝たきりの高齢者の方が、受け入れ易いのです。

北欧では、そういった寝たきりの高齢者の存在を認めません。

人間らしく生きる生活権、人権を優先するのです。

いろんなチューブに繋がれた寝たきりの高齢者は、人権を迫害された拘束状態と見做すようです。

最近、留置場や刑務所に入ることを望む高齢者が増えています。

真冬でも刑務所は「あったかいんだから」、そして食事付きです。

独り暮らしで、貧困に喘ぐ高齢者にとっては、刑務所は天国なのでしょうか?

・・お金が足りないのです。

日本の姥捨て山的思考は、生活の維持システムです。

だから、年金受給額の多い高齢者には、一日でも生きて欲しいのです。

寝たきりでも、稼いでくれるからです。

北欧の姥捨て山的論理は、社会の維持システムです。

寝たきりの高齢者は、税金が払えないのです。

この地球上のどこかで、戦争や殺人が無い日は、歴史上一日も無いと言います。

人間の命は、地球よりも重い・・と本当に考えている人間は一体どれぐらいいるのでしょう?

世界中の国々、地球上の人間が一致団結できるのは、宇宙からのインベーダーが敵として現れないと不可能だろうと言われています。

最近、とても驚いたのは、安楽死も同性結婚も大麻マリファナも合法とするオランダ・・そのオランダにある非営利団体が行う火星への移住計画です。

世界から約20万人もの方が応募して、現在100人(男女各50人)まで絞り込んだとのこと。

10年以内に、最終選考で数名づつ二年おきに火星へと出発だそうです。

勿論、もう地球には帰還しない片道切符です。

終の棲家が、火星だということです。

いつか、この太陽系も地球も滅ぶ運命を辿ります。

進化のない人類という種子も滅ぶのでしょう。

只、地球上の生命(ウィルスやら細胞)は、既に宇宙に拡散して地球外生物として進化しているのかもしれません。

それを追うように人類の種子も、同じく宇宙へと拡散・飛躍してゆくのが進化なのかもしれません。

人類史が、人類の歴史を跳躍するのが、今回の火星移住計画かもしれません。

そんなことを考えていると、核の研究、原子力の維持は必要なのでは?・・と思ったりもします。

昨日から、春節、旧正月。

中国からは、沢山の観光客が日本の来られているとか・・。

一党独裁による共産主義のもとで経済競争優先の市場開放という矛盾をも、中華思想4000年の歴史に呑み込まれるのでしょう。

世界史を紐解くと、その大部分を大国としての時間を占めているのが、インドと中国なのです。

今回の火星移住計画の応募者の数が多かった順番が、アメリカ、インド、中国だったそうです。

ロシアは、どうなんだろう?

近世の幕開けとなった大航海時代・・チューリップの球根相場を思い出しました。