百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

十年後。

2014年11月02日 | 百伝。
船乗りだった父は、55歳にリタイアしました。

還暦60歳前の父は、陸(おか)の仕事を探して、百島での人生の再スタート。

NTT松永局の百島代理店を立ち上げていました。

当時は、ダイヤル式電話からプッシュ式電話に変遷してゆく頃で、父は、百島代理店として、松永エリアから尾道、福山エリアまで営業を拡大して、個別訪問に走り廻っていたようです。

・・百島の自宅から、日々、対岸の尾道や福山へ、125㏄のバイクで走り廻っていたようです。

きっと、楽しい日々だったのでしょう!

・・今のぼくと同じ年齢です!

ある日、新築の家に「プッシュ式電話」の契約を取りに行った際、そこが僕の高校時代の同級生の家だったということもありました。

その同級生から「お父さんが来て新築祝いに一升酒をいただいたぞ!お父さんに宜しく伝えてくれ」という連絡もありました。

不思議なのは、自分が描いた油絵を、福山のとある大きい病院のロビーに飾ってありました。

今思うと、どういう経緯だったのか、その交渉術を知りたいものです。

当時は、テレホンカードが必須の主力商品で、まだ携帯電話が登場する以前の時代でした。

「空を飛ぶ車」も、近い未来に現れるのでしょう。

そのまえに「空を飛ぶバイク」が、市場に一般的な商品として販売されるかもしれません。


(写真提供:英国MA社)

こういう未来商品の販売または広告代理店を、百島で立ち上げる・・または誘致するのも面白いかもしれません。