Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

十禅律院(2012年1月28日参拝)

2012-02-27 | 仏閣
粉河寺の薬師堂の奥に十禅律院という寺院があるので寄ってみました。



渋い雰囲気が漂います。


どう見ても粉河寺の塔頭かと思っていたら現在は関係ないとのこと。


所在地:和歌山県紀の川市粉河 粉河寺内
宗派:天台宗安楽律院派
御本尊:阿弥陀如来
創建:正暦元年(990年)
改宗:寛政12年(1800年)
開基:石崇上人
改宗:徳川治宝


【歴史】
元来は平安時代の正暦元年(990年)石崇上人によって創建された、
粉河寺の塔頭十禅院であった。
江戸時代後期の寛政12年(1800年)、紀州藩10代藩主徳川治宝により
十禅院を安楽律院に属する天台宗の寺院に改宗して十禅律院として創建。
東大寺の覚峯が後に建立する宝鐸院の堂塔を飾る長さ1尺6寸余の宝鐸を
地中に発見した場所としても知られる。


【築地門】


龍宮造りの門です。
題字は十代藩主治宝直筆で「宝鐸墜」と書かれています。


境内に入るとどうも雰囲気がおかしい。
庭とか全然手入れが出来てないし外壁も傷んでいるんですよね。


【本堂】




外から本堂内が見れるのですが天井とか壁が凄く傷んでボロいの。
これは相当資金面で苦労しているお寺だと分かりました。

内部撮影は禁止です。


【護摩堂】


こちらも外から堂内を見ましたが本堂に負けず劣らず傷んでいました。
外はまだマシだけど内部がここまで傷んでいるなんて悲しい気持ちになります。


庫裡の玄関に行くと堂内の拝観が可能だということで200円支払って拝観。
ちょっとでもこのお寺にお金を落としたかったので。

お寺の初老の女性の案内で庫裡や枯山水の庭園を拝観。
中に入ると壁や天井が相当傷んでいることが分かる。

女性の方によるとこのお寺は檀家がいないそうで、
粉河寺参拝客もほとんど訪れていないので修理もままならないほど困窮している。

粉河寺の塔頭であればここまで困窮しないのになと思う。


御朱印を書いていただいている間、
私はひとりで本堂と護摩堂へ。

まぁこれが悲しくなるほどボロボロ。
これほどの貧乏寺は久しぶりに見たな。

立派な仏様がいらっしゃるんですけどねぇ。


どうか御本尊の阿弥陀如来様の御加護がありますようにと、
今日ばかりはこのお寺の行く末を案じて祈り、
お賽銭もいつもより多めに入れたよ。(^^;

このままじゃ絶対廃寺間違いないと思う。
何とかならんかなぁ。


【御朱印】

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