Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

日野薬師 法界寺(2011年7月10日参拝)

2011-07-19 | 西国薬師四十九霊場
醍醐寺の帰路の途中に親鸞聖人誕生の地・法界寺という看板を発見。
知らないお寺ですがこれは行くしかないでしょ!


宗派:真言宗醍醐派
御本尊:薬師如来(重要文化財)
創建:永承6年(1051年)
開基:日野資業、最澄
札所:西国薬師四十九霊場38番、通称寺の会


浄土真宗の開祖である親鸞は承安3年(1173年)に日野有範の子として、
法界寺にて生まれたとされている、
いわば聖地のひとつですね。
(法界寺の近くには江戸時代に創建された日野誕生院がある)。




渋い、実に渋い山門です。
こういう山門好きやわ~。


【境内】


左が国宝の阿弥陀堂、右が本堂にあたる重文・薬師堂です。

広くない境内ですがまさか国宝のお堂が見れるとはツイてますね。


【阿弥陀堂】




阿弥陀堂は拝観料が必要です。
折角ですので拝観料を支払い中に入れてもらう。

中に入ると国宝の阿弥陀如来坐像が安置されていますが、
これがもう凄いのなんのって。

高さ2.8メートルの巨大さもさることながら、
その圧倒的な存在感と偉大さはさすが国宝だけあります。

見とれてしまいました。(^^


まさかこんな所で、と言えば失礼ですが、
こんなにも素晴らしい仏像が見れるとは思いもしませんでした。

これは見ないと本当に損します。

また、内陣の小壁に描かれた23面(飛天図10面、楽器・仏具図5面、
阿弥陀如来像8面)と、その上部の壁に描かれた宝相華文24面からなる
土壁に描かれた壁画も色褪せてはいましたが楽しめました。

堂内は全て撮影禁止です。


【薬師堂】




1904年(明治37年)奈良県斑鳩町竜田にあった伝燈寺の本堂を移築したもの。
室町時代の康正2年(1456年)建築。

御本尊薬師如来立像(重文)は平安時代後期の作。
この像に祈願すると女性の乳の出がよくなるとされ、
「乳薬師」として信仰を集めている。

薬師如来立像は秘仏ですので見れませんでした。


【鐘楼】



【御朱印】




この法界寺は何と言っても国宝の阿弥陀如来坐像が凄い。
品があり尚且つ渋い仏像はなかなかありません。

何度も来たくなりますね。


ただ、お寺によると檀家と観光客が少なく阿弥陀堂の修復もままならないとのこと。

もし京都に大きな地震があったら阿弥陀堂もろとも、
阿弥陀如来坐像が崩れ落ちそうな感じがしました。

これは何とかならんものかねぇ。。。

親鸞聖人の聖地なんだから東西本願寺も手助けしてやればいいのに。

あ、宗派が真言宗醍醐派だから醍醐寺が面倒みるのが筋ですね。
醍醐寺はめっちゃ儲かっているんだし。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿