Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

薬師寺(2012年1月15日参拝)

2012-02-10 | 西国薬師四十九霊場
所在地:奈良県奈良市西ノ京町457
宗派:法相宗大本山
御本尊:薬師三尊(国宝)
創建:天武天皇9年(680年)
開基:天武天皇(勅願)
札所:西国薬師四十九霊場1番、南都七大寺6番、神仏霊場巡拝の道 第25番


【南門】


重要文化財。
室町時代・永正9年(1512年)の建築で元は薬師寺西院の門。


【中門】


昭和59年(1984)再建


【二天王像】


平成3年(1991)復元。
とても綺麗な像でした。

【金堂】




金堂は享禄元年(1528)この地域の豪族の戦火に巻きこまれ西塔などと共に焼失。
その後、豊臣家が金堂の仮堂を建てその後本格的な金堂の再建に取りかかる筈でしたが、
豊臣家滅亡などの事情で400年近く仮堂のままの状態。

金堂の再建は歴代の薬師寺住職にとって悲願中の悲願で、
昭和42年(1967)高田好胤師が百万巻写経勧進による金堂再建を提唱、
全国に写経勧進に歩かれ、その結果昭和46年(1971)金堂の起工式を行い、
昭和51年(1976)4月に白鳳時代様式の本格的な金堂として復興。




中尊は薬師如来、左脇侍に日光菩薩、右脇侍に月光菩薩の薬師三尊像(国宝)が祀られている。

外から薬師三尊像を見るのも乙なものです。
素晴らしい三尊像は見る者の心を捉えて離さない。

1月1日から15日まで国宝の麻布著色吉祥天像が三尊像の前に安置されていましたが、
正直私はあまり興味が湧かず。(^^;


本日は金堂で宝亀2年(771年)より千年を超えて続いている
修正会吉祥悔過法要に参加させていただきました。

このような法要に参加させていただくと心の穢れが少しは落ちたと、
勝手に思っております、はい。(^^


金堂内は全て撮影禁止です。


【西塔】




昭和56年(1981)に再建。
釈迦成道像・初転法輪像・釈迦涅槃像・弥勒如来像が祀られており、
毎年3月上旬から中旬に内陣が公開され特別法要が営まれます。

建てられてから30年ではまだまだ渋さがないですよね。
東塔のような渋さが出るにはあと何百年の年月が必要なのだろうか。


【東塔】


国宝。
ただいま解体修理中で完成は2018年とのこと。

このような現場を見ると如何に解体修理が大変なのか分かりますよね。


大講堂を拝観し玄奘三蔵院伽藍方面へ。



【與樂門】



【礼門】



【玄奘三蔵院伽藍】






1991年(平成3年)に建てられたもので玄奘三蔵を祀られています。
内部は撮影禁止です。


拝観後、白鳳伽藍へ戻り不動堂へ向かう。




【不動堂】




この不動堂はほとんどの観光客は華麗にスルーされるわけですが、
こちらも是非とも参拝されたい。


【鐘楼】





【東院堂】




国宝。


養老年間(717~724)に吉備内親王が元明天皇の冥福を祈り建立。
現在の建物は弘安8年(1285)に再建されたもの。

国宝の聖観世音菩薩が安置されその四方は鎌倉時代の四天王像が守護。
こちらの仏様も圧巻で必見です。

残念ながら撮影禁止です。


【龍王社】


東院堂の横にひっそりと鎮座していますので見逃しポイント高しです。


【若宮社】



【平木大明神、弁財天】


若宮社とともに西回廊横にひっそりと鎮座されていますので、
ここも見逃さず、スルーせず参られたい。


【御朱印】


聖観音菩薩、弥勒佛の御朱印。




麻布著色吉祥天像が公開される15日間のみいただけます。


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