Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

満月寺浮御堂(2014年11月1日参拝)

2014-12-16 | 仏閣
以前から訪れたかった滋賀県の神社にある多宝塔を見る為に、
生憎の雨でしたが行くことに。

普段、雨の日は参拝はほとんどしないんだけど、
どうしても行きたくなったら気持ちを抑えられなくてね。

こういうことってありますよね。



とりあえず琵琶湖畔の161号線から367号線を、
ぐるっと回るコースにある神社仏閣を巡ることに。

全部行ってたらキリが無いので、
参拝する寺社は前もって選別。

トップバッターを飾るのは琵琶湖に浮かぶ御堂が有名な満月寺浮御堂です。
 
雄琴温泉のエロい誘惑をキッパリと絶ち、
浮御堂を真っ直ぐ目指したのは言うまでもない。(^^



所在地:滋賀県大津市本堅田1-16-18
宗派:臨済宗大徳寺派
御本尊:聖観世音菩薩
創建:長徳年間
開山:恵心僧都
札所:滋賀西国三十三所、びわ湖百八霊場


【歴史】
近江八景の一つ堅田の落雁として有名な堅田の浮御堂は、
びわ湖の最狭部に位置し海門山満月寺と称する禅寺で京都紫野大徳寺に属する。

昔一条天皇の長徳年間(995年頃)比叡山横川恵心院に住した恵心僧都が、
びわ湖を山上より眺め湖中に一宇を建立して自ら一千体の阿弥陀仏を刻んで
「千仏閣」「千体仏堂」と称し湖上通船の安全と衆生済度を発願したに始まる。

因みに僧都は我が国の宗教思想に大きな影響を与え、
浄土教学の基礎を樹立した「往生要集」の著者である。
真宗伝灯第六祖と仰がれている。

堅田の地はその後、建武の始めより元亀天正に至る間に、度々戦場となり、
当寺も漸次荒廃に帰したが、徳川時代になり、
大徳寺の住持、湘南宗げん、大岫宗般、等によって復興された。

江戸時代より昭和9年までの浮御堂は桜町天皇より
御能舞台の御下賜を仰いで建立したものである。


【山門】




禅寺によく見る竜宮門ですね。

30台分ほどの無料駐車場がありました。
拝観料は300円です。


【客殿・庫裏】




こちらも禅寺らしい前庭と雰囲気でした。


【老松】


樹齢500年を超えるらしい。


【浮御堂】



ほ~、これが浮御堂ですかぁ。
さすがに絵になりますね。

天気が良ければもっとよかったんだけど。(^^;


先代の堂は昭和9年(1934)に室戸台風によって倒壊、
現在の堂は昭和12年(1937)に再建されたもの。






小さい阿弥陀仏が一千体祀られているとか。

堂内は撮影禁止でした。






御堂は一周することが出来ました。
天気が良ければスカッと気持ちがいいんでしょうね。(^^;


【客殿・庫裏】





【芭蕉句碑】


「鎖あけて月さし入れよ浮御堂」


【観音堂】


重文の聖観音座像が祀られていますが、
残念ながら秘仏で厨子に隠され、写真が置いてありました。(泣)

しかも写真撮影禁止でした。(溜息)


【御朱印】