大満足の寿宝寺の次は国宝釈迦如来坐像がおわす蟹満寺。
おもしろい名前のお寺です。
こちらもずっと前からおとずれたかったお寺。
ようやく参拝です。
所在地:京都府木津川市山城町綺田36
宗派:真言宗智山派
御本尊:釈迦如来
創建:飛鳥時代
開基:伝・秦和賀
再興:正徳元年(1711)
【歴史】
この寺の創建年代や由緒についてはついては不詳であるが、
周辺の発掘調査から飛鳥時代後期(7世紀末)の創建と推定されている。
その後、江戸時代の正徳元年(1711年)智積院の僧亮範が入寺し再興された。
古代には渡来系民族で織物にたずさわる人が多く住んでいたようで、
白鳳時代末期に国家かそれに準ずる豪族によって建てられたと考えられています。
平安時代以降は今昔物語集に出てくる「蟹の恩返し」縁起で有名。
村の娘の父が蛇が蛙を飲み込もうとするのを見て、
何とか蛙を助けてやりたい父は蛇に向かって、
「もしおまえがその蛙を話してやってくれたら娘の婿にしよう」と言うと、
蛇は蛙を逃がし何処へともなく姿を消したのであった。
その夜、人間の姿に変えて家に訪れた蛇は約束を守るように父に迫るも、
雨戸を固く閉ざして約束を守ろうとしない父娘に腹を立てた男は、
本性を現し蛇の姿となって荒れ狂います。
ひたすら観音経の普門品を唱えると、いかにも麗しい観音様が現れ、
「決して恐れることなかれ汝らの娘は慈悲のここ深く常に全量な行いをされ、
又我を信じて疑わず、我を念ずる観音力は悉くこの危難を除くべし」と告げられた。
夜が明けてみると戸外にはハサミで寸々に切られた大蛇と無数の蟹の市街が残されていた。
親子は観音様の御守護に感謝し、娘の身代わりとなった蟹と蛇の霊を弔う為に、
御堂を建て観音様を祀りました。
蟹によって救われた因縁で建てられたので蟹満寺と名付けられ、
観音経の普門品を読んでいたので普門山と号せられたのです。
【山門】
綺麗な山門ですね。
無料駐車場はすぐ近くにありました。
【本堂】
本堂のみという小さなお寺です。
こちらも再建されてそう間もないことですので綺麗でした。
庫裏で拝観料500円を支払い本堂内へ。
黒々としたどっしりと座られている釈迦如来坐像がお出まし。
快慶作の美仏に比べると美的感覚では国宝とは思えないのですが、
今から1300年前の白鳳時代に造られたことが凄いんですよね。
幾多の戦乱を耐え抜き、
ずっと同じ場所に座ってらっしゃるというのが国宝に値します。
堂内は残念ながら撮影禁止でした。
【観音像】
【七重石塔】
【地蔵尊】
【修行大師像】
【御朱印】
おもしろい名前のお寺です。
こちらもずっと前からおとずれたかったお寺。
ようやく参拝です。
所在地:京都府木津川市山城町綺田36
宗派:真言宗智山派
御本尊:釈迦如来
創建:飛鳥時代
開基:伝・秦和賀
再興:正徳元年(1711)
【歴史】
この寺の創建年代や由緒についてはついては不詳であるが、
周辺の発掘調査から飛鳥時代後期(7世紀末)の創建と推定されている。
その後、江戸時代の正徳元年(1711年)智積院の僧亮範が入寺し再興された。
古代には渡来系民族で織物にたずさわる人が多く住んでいたようで、
白鳳時代末期に国家かそれに準ずる豪族によって建てられたと考えられています。
平安時代以降は今昔物語集に出てくる「蟹の恩返し」縁起で有名。
村の娘の父が蛇が蛙を飲み込もうとするのを見て、
何とか蛙を助けてやりたい父は蛇に向かって、
「もしおまえがその蛙を話してやってくれたら娘の婿にしよう」と言うと、
蛇は蛙を逃がし何処へともなく姿を消したのであった。
その夜、人間の姿に変えて家に訪れた蛇は約束を守るように父に迫るも、
雨戸を固く閉ざして約束を守ろうとしない父娘に腹を立てた男は、
本性を現し蛇の姿となって荒れ狂います。
ひたすら観音経の普門品を唱えると、いかにも麗しい観音様が現れ、
「決して恐れることなかれ汝らの娘は慈悲のここ深く常に全量な行いをされ、
又我を信じて疑わず、我を念ずる観音力は悉くこの危難を除くべし」と告げられた。
夜が明けてみると戸外にはハサミで寸々に切られた大蛇と無数の蟹の市街が残されていた。
親子は観音様の御守護に感謝し、娘の身代わりとなった蟹と蛇の霊を弔う為に、
御堂を建て観音様を祀りました。
蟹によって救われた因縁で建てられたので蟹満寺と名付けられ、
観音経の普門品を読んでいたので普門山と号せられたのです。
【山門】
綺麗な山門ですね。
無料駐車場はすぐ近くにありました。
【本堂】
本堂のみという小さなお寺です。
こちらも再建されてそう間もないことですので綺麗でした。
庫裏で拝観料500円を支払い本堂内へ。
黒々としたどっしりと座られている釈迦如来坐像がお出まし。
快慶作の美仏に比べると美的感覚では国宝とは思えないのですが、
今から1300年前の白鳳時代に造られたことが凄いんですよね。
幾多の戦乱を耐え抜き、
ずっと同じ場所に座ってらっしゃるというのが国宝に値します。
堂内は残念ながら撮影禁止でした。
【観音像】
【七重石塔】
【地蔵尊】
【修行大師像】
【御朱印】