無意識日記
宇多田光 word:i_
 



見せて貰った事がある。私はソコに"台地"を感じた。"この人は質を落とさずに顧客の要望に応えれる領域が恐ろしく広いな"という意味だ(頂が広大な平野である山、と云った方がイイか)。光にはこの"台地"を然程感じない。急峻な峰の様に、高質を維持する為に繊細な調整を要してる風にみえる。人の手を借りたがらぬのも外からの揺らぎが容易に妥協を誘発するからだ。然し、だからこそ光特有の心抉る切っ先鋭い"切なさ"は生まれ得る。年経れば丸くなり切り立つ峰も削られるやもしれぬが、広い台地も縁ではやはり揺らぎに塗れる筈だ。何十年後かの話ですけど、ね。

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、もとい、AppleAndCinnamonね。この曲のLIVEバージョンリリースは特に待ち遠しい。スタジオバージョンのMixは、例えばDeepRiver等に較べてより室内楽的な為本人の歌唱は嘗てない程スケール感があるのにサウンド全体としてはコンパクトな印象を与えた。同じ室内楽でも光を護る様に力強く周りを取り囲んでいたF.DISTANCEの弦楽器隊とも又異なる。然しLIVEでは光の歌の強さが朗々と会場に響き渡るサウンドになっていた。スタジオバージョンがまさに"スタジオで唄いました"という感じなのと同様この曲のLIVEバージョンは他曲にもまして"LIVEで唄いました"な臨場感が際立つトラックになる筈である。

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