無意識日記
宇多田光 word:i_
 



音楽が在る訳だが、UKのPops/RockはUSや日本に較べて知的である事を恐れないという特徴がある。笑いの文化でもモンティパイソンなんかを輩出しているこの国の音楽は、特定の音階や土着性,伝統美等よりも普遍性実験性思弁性等が先行するケースが実に多い。"PassionにUK的な面がある"と云う時は、例えば"ニューオリンズジャズやシカゴブルーズを彷彿とさせる"と云う時の様に具体的な音楽性を浮かべる訳ではなく音像を捉える感覚や世界観といった抽象的なレベルを想定する。光がUKに惹かれるのは、音楽への知性の投射を受容し得る土壌がある事を感じているからかもしれない。

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に、UKの影響を直接受ける機会はあったのだろうか。コレに対しては"ザネッチのレコードコレクション"と答えるのが常なのだが昔の光の発言からだと幼少時はメタリカBonJoviパールジャムとロックはUSを中心に聴いていた事になる。UKからの影響を露わに発言し始めたのはEXODUSのUSでのプロモ時か。その時点で小さい頃から親しんでいたアーティストとしてビートルズやLedZeppelinの名を出してたから後日UKでのインタビューでこの点について語るのにも説得力があった。元来のフレディやスティングへのラブコールに加え、やはりAnimatoで"BBCSessionsOfLedZeppelin"と唄った頃から何か変化があった気がする。

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