転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



28日深夜のNEWS23に清志郎が出演するという情報が
先週くらいからネットで流れていて、
しかしいっこうに番組表には載らないし、
また関西では放映時間が東京TBSと違うために
清志郎のコーナーは無いらしい、ということが途中で判明し、
それなら広島ではどうなのだろうかと私は半信半疑のまま、
昨夜、この番組を最初から最後まで録画してみた。

そうしたら、あった

番組の最後、『金曜深夜便』のところで、
どこかの庭園みたいな場所で筑紫哲也が清志郎と話す様子を
収録したものが放映されたのだ。偉いぞ、RCC中国放送!

以下、自分のための記録と、もうひとつ、
ご覧になれなかった方のお役に立てればという気持ちもあり、
簡単ですが概略をレポします
(曲はすべて武道館ライブからで、ほとんどサビなどのサワリ程度)。

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話は、まず、スタジオの筑紫哲也氏による、
「がんクラブの先輩であり、また完全復活でも先を越された」
という清志郎の紹介から開始。
2月の武道館の映像が流れ、ステージでの清志郎の姿と、
「心配かけたぜベイベー」
「感謝します、どうもありがとう、愛してまーす!」

♪『激しい雨』(武道館ライブ)

変わって、対談場面となり、和風庭園の一角のベンチに、
筑紫哲也と並んで座っている普段着の清志郎。
清志郎は髪を立てているがノーメークで、
赤いタートルのセーター、グレーのジャケット。

1年7ヶ月ぶりに完全復活して、どうだったか、と訊かれ
「最初は緊張したけど、だんだん楽になって行った」
ホントはガンなんてウソだったのでは、と笑われて、
「そんな気がしないでもない」

ここで武道館の映像になり、「完全復活しちゃったからね~」。
♪『キモちE』(武道館ライブ)
♪『スローバラード』(同上)

復活ライブでファンを驚かせたものとして、
ライブ冒頭で流れた、清志郎の闘病中の写真の数々が紹介される。
抗癌剤のために完全に頭髪が抜け落ちたときの、痩せた清志郎、
少し髪が生えてきたときの清志郎、だんだん元気そうになる清志郎。

「抗癌剤を2クールやって、こんなにツルツルになる人は初めてだと
いろんな人に、看護婦さんとかに言われて、
そうか俺は凄いんだ・何だか知らないけど、と思った。
髪がだんだん生えてくるところを、パラパラ写真みたいにしたら
面白いと思って、ずっと撮っていた」
「ガンだと言われて、ガーーン!と来た。力が抜けた。
でも宣告されてしまうと、自暴自棄になったり泣きわめいたりしても
なんの治療にもならない、受け入れるしかなかった」

♪『雨あがりの夜空に』(武道館ライブ)

「闘病中は、とりあえず何もしないでボーっとするのがいい、
と言われたので、温泉入ったり、テレビ観たり。
途中から、自分が本当に病気なのかどうか、わからなくなっちゃって。
休んで、何もしないのも楽しくなって、このままでもいいかな、
もう復活も何もしない人生もなかなかいいかも、と思ったりした」

また何か表現したい気持ちが募ってきて復活したのか?という問いに、

「医者に、こりゃもうなおってるから、そろそろ運動とか仕事も
やったほうがいい、と言われてしまって。そう言われると逆に嬉しくて」

ここで、これまで清志郎は幾度も『NEWS23』に出ている、という話題になり
1992年、1999年(パンク『君が代』問題)、2000年、
2004年(選挙イメージソング)、2005年(デビュー35周年)
の録画が紹介される。
続いて、京都公演で前説に立つ筑紫哲也の映像、
『ニュースキャスターに前説やらしてるバンドは俺たちだけだ』、
という清志郎の言葉を筑紫氏が紹介し、大歓声の会場。

「ロックンロールについて。あまり考えなかった。考えなくなったのかも。
どうしようとかではなく、そのときのベストを尽くそう、と思っている。
自分の音楽、15歳くらいで始めた頃から、全然変わってないです。
これからも、それで行くと思いますよ」

清志郎はそう言って、筑紫氏に「また(前説)お願いしますよ」
と笑った。

♪『JUMP』(武道館ライブ)

「執事」を伴った登場シーンから映像が流れ、
マントを脱いでの歌い出しからワンコーラス、
「高く、ジャンプするよー!」のところで映像ストップ、
「また来週」の文字が出て終了。

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