Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

スポークの交換 ピスト用ホイール

2010-09-15 20:28:59 | ピスト
最近少しご無沙汰しているお買い物自転車と称した 固定シングルギア車
少し前にリアホイールのスポークが飛びましたがそのままになっていました
その修理をしてやりましょう




固定シングルギア車 やはりピストと呼ぶのかな? フレームも含め部品も全てが40年近く経った自転車
トラック用のフレームでナベラグと楕円フォーク珍しいですね それでもヘッドアングルが立っているのか
結構シビアな動きをします






スポークが飛んだのは後輪 シングルギア車の場合自転車を逆さに
した方がやり易い作業も有ります
後輪を外しましょう 使っているハブはカンパ・レコード 私が始めて
買った ピスト用のハブでした






ハブナットを緩めます このナットは 15mm ハブレンチを使います
チェーンは長めにして有るので切らなくても車輪が外せます 
チェーンを内側に押さえながら後輪を回し 前ギアからチェーンを外します
レンチで押えてやると指先が汚れなくて良いね






後輪を後ろへ引き抜きます




スポークはニップル側が飛び スポークがニップルの中に残っています






雁首ではなくニップル側が折れると する仕事がぐっと増えます
まずタイヤを外し ニップルの交換から
ニップルの中に残っているスポークのネジ部






ニップルも幾つかは補修パーツ箱に入っています 15番のアルミニップル
私は全てのホイールにアルミニップルを使っています 強度には全く問題は
無いので軽量化が目的です アルミニップルが壊れた事は一度も有りません




オーソドックスな36穴の 8本組 この辺りのスポークは幾らでも有るでしょう
はっきりと覚えていないが 305~6mmだったかな?






スポークも有ったのでスポークを通し 触れ取をしてやります
スポークが飛んでから無理もしていないので リムを寄せるだけの作業




触れ取も終わったのでタイヤを張ります 今回は SOYO ソーヨーのリムセメンを
使います 箱に大和ゴムと書いてあるので古い商品ですよ 使えるのか(笑)






リムセメンは無事使えました 最近パナ・レーサーのセメンを使うのですが
あれは乾燥がやけに早い 今回のソーヨーの方が使い易いですね
適度に空気を張り(5Kgが良いね) タイヤをリムに馴染ませながら タイヤの
センター出しをします




ホイールの修繕が終わったので自転車に取り付けます






ホイールの装着で大切なのは ホイールのセンター出しとチェーンの張り調整 これは両方を睨みながら
作業を進めて行きます カンパのハブにはチェーン引きは必要有りませんが、慣れない方はチェーン引きが
有った方がやり易い作業ですね これも一発で決まれば良いのですが決まらない時は延々とこの作業を 30分
以上していた事も有ります その位チェーンの張り加減は選手にとって大切な事なんです




これで全ての作業が完了しました 後輪のニップル側で飛んだ
スポークの交換 結構手間が掛かるでしょ?





今回の作業、自転車屋さんにお願いすればお幾らくらいなんでしょう 中にはスポーク一本交換しただけで
こんなに高いのか!と怒るお客さんもいらっしゃる様です 時間+技術料ですからそこそこ代金が掛かるのは
仕方が無いと思うのですが みなさんはこの位の作業は是非出来る様に練習なさって下さいね
自転車の整備を覚えれば自転車ライフがぐっと楽しくなります

コメント (8)
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