ピスト用 チューブラー ホイール 整備

ビバロのホイールの整備に掛かります　レストア作業
組立前、最後の美装・整備になります　しっかりと汚れ　
状態が思わしくないこのホイール　少し整備に時間が掛かり
そうな予感






VIVALO ビバロのピストに装着されていたホイール
当時としたら試合でも充分使える SOYO ソーヨーの
40番が使われていました






リムは SUPER CHAMPION スーパーチャンピョン 28穴　
このリムをピストで使うのは珍しいのじゃないかな

スポーキングは JIS の 6本組　この頃はイタリアン組の
優位性がまだ確立されていない時期　皆、スポーキング
にはまだ無頓着でした
両切りのハブなら JIS組で良いが　これはイタリアンに
組み直そう






ホイールをばらしてしまうと　古いリムセメントの除去が
面倒なので　これは今の間に綺麗にしました






ホイールをばらしました　スポークは段付きですが
国産では無い感触　スポークの頭を見ると　これは
エトワールだったかな？






ハブは SUNTOUR SUPERBE サンツアーのシュパーブ
う～ん　ちょっと嫌な手応え　取り合えず分解しました






リアハブのベアリング　右と左で状態が違いました
使われているグリスから想像して　おそらく一度も整備は
されていないのじゃないかな　でもこの程度なら大丈夫




問題はこちらのフロントハブ　これは完全に水が回り錆びています　
このスチールボールは交換ですね
玉押しは微妙な処　手持ちの補修部品が有れば　これも交換かな




スパゲティでは有りません　スポークを洗っています　ニップルや
他の部品も洗っておきました




この腐食が酷いハブ　これを綺麗にするのが結構手間なんですよ
回転工具が使えない部分が多いので　手作業に頼る所が多くなります

リムの磨きも含めこのホイールの組み換え作業　しばらく時間が掛かり
そうです