アマンダレが出始めた

昨晩は予約が無かったので板長と川口温泉に行った。
閉館ぎりぎりでセーフ。
いつもはカラスの行水で町の飲み屋に直行したが、知り合いとキノコ採りの話が盛り上がり夜景が綺麗な露天風呂で話しこんだ。
いろんなことから市長の話になって地震の時の不満を言ってしまった。
闇の岩陰の中いろんな考えの人たちが僕達の会話に聞き耳を立ててたのに不用意だった。
僕は商売をやってるからどちら派でもないしどちらかと言うとコウモリ派。
雨で予約が無いので市場も休み。
ゆっくり寝ていたら、家族が心配してぐわいが悪いかと聞いてきた。
良くないというと揃って飲みすぎといった。
生ビール中二ハイしか飲まないのだけどと思いながら寝ていた。
今年は寒い冬になりそうな予感がして、時間を見つけてはまきを切ったり割ったりしたのがたたった。
朝六時前からっずーと何かをやって夜の宴会をやってたら、ツリ吉のマスターがまだこの時間になっても酒が飲まれないのかと半分皮肉と半分哀れみで言った。
なりふりかまわずやって調理室に水を飲みに行ったらら小西さんが山下清みたいと笑った。
この雨は体力回復の福水。
店に向かおうとしたら雨が止んでいた。
パセリを畑からとっていつもアマンダレが出るところに寄った。
乾燥気味だったので水っぽいところを覗いたら小指のサイズくらいのアマンダレが始まっていた。
あすと明後日が採りごろ。
雨が降ったり止んだりの天気、おまけに店の横が交互通行になりお客は期待できない。
けれど越後三山は綺麗。
手前の低い山々から立ち上る霧がたなびき、鳶沢のみねの早い紅葉が雨の秋を演出している。

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