おれはここで生きている

■味乃家 魚野川■新潟県魚沼市下島70-1 定休日 水曜日
死ぬまで生きる のらりくらりのなんでもありのガクさん

ピザガマの薪達の話し声

2006-09-24 08:36:14 | Weblog
朝日が昇る前に目が覚めて外を眺めると東の空が茜色になっていた。
もしかして夕日に使う言葉かもしれないけど。
いつもは権現堂から昇る太陽は、南に近づき唐松山のまだ向こうから
小さい点の輝きで始まっていきなり躍り出た。
案外地球の動きは早いんだなーと判ってるのにみように感心したのは
景観が素晴らしかったからだな。
山の麓ににたなびいた雲の上に朝日が当たり桃色の船かさんご礁の島影に見える。
隣の田んぼに稲刈りの夫婦が準備に来ていた。
日が出ると稲を手刈りしていた奥さんが飛び跳ねるように朝食の準備か自転車で一人帰っていった。
お天気で地下室の戸を開けて空気の入れ替え押した。
薪を積んであるところより、奥に石油タンクがあった。
タンク石油見ようかと思いもくざいをの残量を
お天気続きで稲刈りがだいぶ進み、店もだいぶ新米の注文をした。
早く新米を出したいのだがまだ三回分の米が残っている。
岡村さんが塩沢から通ってきているが今日は道が空いていたよと言って入ってきた。

皆稲刈りが忙しいのかな。
そうすると店も暇になってしまう。
過去にはお彼岸の休みで急がしい事がなかったようなきがする。
いろいろ出たけどパスタが出なかった。
看板屋頼んでいた天然きのこの立て看板が出来てきた。
それで慌てて茸汁や天ぷらの用意をした。
天ざるにはマイタケがつくとポスターを書いたりピザの中に入れた茸ピザの
ものも書き足した。
そこに首領から電話が有り、アミタケとヌメリイグチが取れたいと電話が有った。
ピザにも入れてトッピングを大小に分けた。
お昼はぼちぼちのお客さんの来客だった。
天然舞茸をざる蕎麦につけると書いておいたらかなりざる蕎麦が出た。
夜もお客さんが来た。馬場ちゃん達が大きなトンビ舞茸を持って来てくれた。

湯沸かし器の燃料タンクの残量を見に行った時だった、地下の奥の薪置き場に何か会った事のない気配を感じて鳥肌が立った。
薪の全体が小さな音を発していたのだった。
はじめは見当もつかず何か見えない小さな生物の群れが取り付いていたのじゃないかと思ったけど、息を殺して見守っていると、音は薪が割れると言うより、小さなひびが入るとき発生する音だった。
大陸の乾いた高気圧が運んできた大気が地下室に入り込み、何日も掛け乾燥したから木にひびが入り始めたのだった。
この薪は震災の後、栃木の人達が切って割って外に積んでいったものだった。
そのときの記念と心に受けた感銘は忘れがたくもったいなく地下室に積みなおしておいた。
気を取り戻して聞いているとがんばれ頑張れと励ましてくれたあったたかい言葉を木も覚えてくれて再生してるように聞こえる。
コメント (2)
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