貴の備忘録

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デジカメ復活

2008-03-13 21:57:41 | デジモノ
3/11にCANONから修理されたIXY400が届いた。
工場では不具合不再現だったらしいが、CCDユニット交換に加え、CFスロットの蓋交換、CFユニットのリコール対策が行われていた。

CFユニットのリコール対策は既に受けているのだが、修理品質向上のため実施と書かれている。
車ではリコール対応部品にマーキングを施し、履歴が無くても現物識別が行えるようになっているのだが、カメラは違うのか?

CFスロットの蓋交換は助かった。ただし、2度壊れているのでいつまで持つかは不明。
一度壊れてから、基本的にCFカードの抜き差しを行っていないのも関わらず、ケースから出したら勝手に壊れていた代物である。

また、埃が入って悲惨な状況になっていたファインダーも綺麗に掃除されていた。
ファインダーで撮影することはないので不自由はしていなかったが、綺麗な方がよい。

早速試写してみたが、至極快調。シャッターチャンスを逃したことと、ついでに直して貰った部分とで相殺か。まぁ、対応には満足だ。

今回のトラブルで買い足しを含めて色々調べてみたが、IXY-400の1/1.8型CCDで400万画素という点が、意外に高評価であることが分かった。

当初、代替え後継として考えていたIXY-910ISは、1/2.5型CCDで800万画素。
CCDは70%ほど小さく、画素数は倍増している。
他社も概ね1/2.5型CCDで似たようなものだ。
CCDが同じサイズの1/1.8型クラスは、あまり選択肢が無い。

元々画素数は表示や印刷して実用に耐えるかどうかの目安に過ぎない。
A4印刷で2~300万画素あれば十分と言われるので、今時の携帯電話ですらクリアしており、今やデジカメは画素数≠高画質である。

画質は、撮像素子のCCDやC-MOSセンサの性能やサイズに密接に関係するが、コンデジの様に小さく、軽くを追求するとセンサのサイズは小さくせざるを得ず、撮像素子の実装密度を上げる事で対応しなければならない。
実装密度を上げるために1つの素子は小さくなるので、各素子単体で見れば受光面積が減るので感度が犠牲になり、密集するためノイズ対策もシビアになる。

従って、同じ大きさのセンサであれば、画素数は少ない方が素性が良いのだ。
当然、画像処理エンジンや素子の進化で補っているだろうが、物理的なマイナスは免れない。
要するに買い替えても、画質向上はあまり期待出来ないと思われる。

ただし、レスポンスが圧倒的によいことや手ぶれ補正、顔認識などの技術が進んでいるので、スナップの歩留まりはかなり良くなるだろう。
IXY-400は、妻が撮影するとかなり高い確率で手ぶれ、ピンぼけしているので、フィルムのコンパクトカメラの方が良かったように感じる位だ。

今回の故障で、IXY-400を見直したので買い替えることは止めたが、やはりデジ一眼が欲しい。
フィルム時代は極論すればレンズの差だけだったと思うが、デジ一眼は撮像素子も雲泥の差が有るので、別物と言って良い。

撮像素子のサイズ比較

1/2.5型CCD 5.7mm×4.3mm 素子面積:24.5m㎡ コンデジ一般
1/1.8型CCD 6.9mm×5.2mm 素子面積:35.9m㎡ コンデジハイエンド
2/3型CCD  8.8mm×6.6mm 素子面積:58.1m㎡ コンデジ最大クラス

-----越えられない壁-----

APS-C(C-MOS)  23.4mm×16.7mm 素子面積: 390.8m㎡ デジ一眼は大体この辺
フルサイズ(C-MOS) 36mm×24mm 素子面積:864m㎡  プロ用デジ一眼

こんな写真が撮ってみたい・・・
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