極秘特殊部隊 シール・チーム・シックス

2012-08-21 14:57:44 | 日記

ハワード・E・ワーズディン、スティーブ・テンプリン著  朝日新聞出版刊

パキスタンでオサマ・ビンラディンを暗殺したアメリカの特殊部隊に所属していた、エリートスナイパーの生い立ちから、入隊、戦闘記録、負傷して退任し、そこから立ち直り、医科大学で博士号を取得、カイロプラティック師として再生した人の自伝である。
こういう部隊に志願した軍人らしい、簡潔で時にぶっきら棒な記述が、彼が所属していた部隊をリアルに浮かび上がらせて来る。世界の主要国にはこうした部隊があるそうだから、日本にもきっとあるんだろうな。
勿論、彼等にも人を殺すジレンマはある。それに悩み隊から離脱する人間もいる。そこを自分にどう納得させるかが、重要な問題になる。その辺が読みどころか。
この夏のくそ暑い時に読むには、いい本だな。


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