ハリウッド検視ファイル -トーマス・野口の遺言-

2013-11-13 15:03:09 | 日記

山田敏弘著   新潮社刊

トーマス・野口という人物については、現代アメリカ史によく登場する人物なのでよく知っているつもりだった。もちろん、彼が日本人であることも。迂闊だったが、彼が人種差別を猛烈に受けた人だったことにまでは思い及ばなかった(というのも、様々な殺人事件の解決者、検視官として立ち会った本しか読んでこなかったからだ)。その意味では、彼のプロフィールを知ることが出来る本。
という話はさて置き、本書では誰でもニュースで知っている、現代アメリカ史における事件の真相を知ることが出来る。マリリン・モンローの謎の死、ケネディ暗殺、シャロン・テート事件、ナタリー・ウッドの死等が列挙されている。
同時に、検視官という職業(例の、女性検視官のシリーズを思い浮かべる人もいるかも知れない)の難しさも分かる。面白い。


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