スキマの植物図鑑

2014-05-15 08:27:26 | 日記

塚谷祐一著   中公新書

楽しい本を見付けた。スキマの植物とは、アスファルトの割れ目、電柱の根元、ブロック塀の穴、石垣などに生えている植物のこと。私達が雑草と言っているものです。たとえば、スミレ、タンポポ、ハコベ、ツメクサ、ススキ、ドクダミなど、時には南天や雪柳なども見かけますよね。つまり、遠出しなくてもすぐに探せる植物のことです。
本書はこれらのスキマ植物を集めた図鑑。と言っても分厚い図鑑ではない。新書版。ポケットかバックに入るものです。いや楽しい。散歩する態度がスッカリ変わりました。カラー写真が豊富なので、すぐに確かめることが出来るのも便利。私はカメラが苦手なので敢えて冒険はしませんが、得意な人はケイタイで試してみてはどうでしょうか。「私の町のスキマ植物図鑑」として発表してみるのも面白いと思いますね。これって、十分植物学に貢献できることらしい。
散歩が楽しくなるばかりか、季節の移り変わりを実感できてとても楽しそう。ぜひ、手に取って見てほしい。