ジグザグ山歩き

山歩き、散歩、映画など日々、見たこと、聴いたこと、感じたことなどつれづれに。

霧の蛭ヶ岳

2011-07-05 08:52:28 | 山歩き
蛭ヶ岳山頂まで、伝道から雷滝、市原新道を登る。下りは鬼ヶ岩を過ぎた付近から入る白馬尾根を下る。
最近、山へいきたくても、消化不良な状況であったので、天気はあまりよさそうではないが、とりあえず山に登ってみたくなって、久しぶりに蛭ヶ岳に登ることにした。
丹沢観光センターが閉業になっているので、いつも国際マス釣り場から先は車が入れるか心配ではあるが、入れた。魚止橋近くに車を置いて、歩き始める。林道もかなり荒れている。伝道に行く途中のがけ崩れはひどくとても車は通れない。伝道からは登山道である。天気は曇り空だが、何とかもちそうである。途中、沢にかかる丸太橋に下るところもがけ崩れがあったようで、下を見ると恐ろしい。ロープがしてあったが、回り道もできるようになっていた。川にかかっている2本の丸太橋は渡れた。雷滝手前の川を渡らなければならないところは、岩と岩の間を飛んでぎりぎりセーフかなという場所を飛んで渡った。雷滝から市原新道に入る。山頂付近は雲に覆われていて、雨も降ってきたりして、笹や下草などがぬれていた。今回、天気もあまりよくなかったので、人に会うのは少なく、途中で会った人は、雷滝近くで釣りをしている人と蛭ヶ岳山頂近くで、市原新道を下ってくる人だけであった。山頂近くで会った方は私の逆コースを歩いていて、白馬尾根を登って、市原新道を下っていくのであった。山頂もガスで覆われ、風も強く、寒くなってきたので、早々に下ることにした。鬼が岩付近もガスっていて、何も見えない。白馬尾根は丹沢山と蛭ヶ岳に挟まれた早戸川の上流部にあって、雷平を起点として鬼ケ岩の稜線につながっている尾根道である。入り口は、鬼が岩付近にある、植生保護の金網(鹿柵)脇を下って行く。途中、草原状になっているところがあって、展望もよいのだが、ガスっていてほとんど何も見えない。笹などの葉がぬれていて、ズボンがぬれてしまうので、下だけ、雨合羽を着て歩く。下に下りてくると、雲も少なくなっているし、葉もぬれていなくて、大丈夫だった。山頂では寒くなってきたが、下ってくるうちに段々暑くなってきた。そして、壊れた柵除けを越して、柵沿いを下っていくのだが、柵がしてある向こう側は、ブナなどの緑が豊かであるが、柵のないこちらの道側は、高い杉林になっていて、見事に柵があるかないかで植生が分かれるのだと思いながら歩いていた。植生保護柵の効果を感じた。
夏のこの時期の丹沢は暑いし、ヒルが出るしで、敬遠をしていたが、やはり近場で、日帰りで登ることが出来るため、つい足が向いてしまう。山頂付近は霧が深く、展望もないし、道も不安なところがあったが、過去に歩いた道を少しずつ思い出しながら、ヒルにも会わないで、歩くことが出来た。

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4 コメント

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Unknown ( カモシカ)
2011-07-06 23:35:25
私なら、お散歩で終わってしまう天気ですが、登ってきましたね!
霧の蛭ヶ岳、中国の墨絵の様な趣ですね。
久しく山に登ってないと無性に登りたくなりますね。
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カモシカさん (つばさ)
2011-07-07 10:01:39
行く寸前まで迷ったのですが、
登れる時に登っておこうと思い、出かけました。天気はよくなかったですが、山で汗をかき、リフレッシュしたかったので、それなりに目標は達成した気分です。山で霧が深いというのは、道はわかりにくいですが、幻想的でもありますね。
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蛭への道 (nori)
2011-07-17 07:58:00
このルートは知らないので地図を見てみましたが載ってない?けれどロープも危険箇所には張ってあるなど踏み跡もしっかりあるということですね?
私は山はピークハント以上にルートを楽しむものだと思っているので、ヒルがいないなら(^^)登ってみたいです。
山の霧はかなり好きです。丹沢には霧が似合うと思います。雨は苦手ですね。。けれど、雨上がりの風景の素晴らしさは何度も味わっているので、泊まりで行く山行なら突っ込む場合もあります。
今はそんな大好きな登山スタイルから外れているので、レースが終わったら好きな山を好きなスタイルで歩こうと思います。
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noriさん (つばさ)
2011-07-18 09:28:25
バリエーションルートではありますが、テープや踏み跡もあり、危険な場所はロープなど整備されています。橋が古くなっているところが少々、気になるところでもあります。ヒルは、今回はいなかったのですが、この地域なら出てもおかしくないと思います。市原新道や大滝新道、いくつか蛭ヶ岳山頂に至る道があって、沢沿いを歩いたり、岩場や滝があったり、変化のある道でもあります。その中で、市原新道が最も、山頂に直登で登り、樹林をぬけます。そういう意味では急にはなっています。今回、霧の丹沢もいいなと思いました。是非、レースが終わって、余裕が出来たら、この辺も一度歩いてみてください。
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