今月の6日、休みが取れて、久しぶりに高川山にも登ってみようと頭をかすめたが、少しからだが鈍っていたので、高川山より少しきつめが良いと思い、塔ノ岳に登った。そして、その後、山頂にいる犬のビッキーはどうしているかと思って、調べてみたら、亡くなっているのが見つかったという記事があった。富士山の眺めのよい高川山。最初に登ったのが、2004年12月で、山頂に犬がすみついていると言われて、びっくりした。首輪がついていたので、飼い主がいるのかなと思ったが、ハチ公と同じように、何年も飼い主が来るのを待っているのかもしれなかった。その後も何回か登っていて、いつもビッキーが山頂で迎えてくれた。そのたびに、ビッキーと会うのを楽しみにしていた。これからはいないと思うと寂しい。
記事は次のように載っていた。
さよならビッキー 高川山の名物犬、山頂近くで逝く
2010年10月9日
その犬は大月市と都留市の境にある高川山(標高約975メートル)に10年近く前から住みついた。8合目付近を過ぎた登山者をまるで案内するように山頂に導き、テレビのペット番組やネットでいつしか「山頂犬」や「仙人犬」と呼ばれ、だれかが「ビッキー」という名もつけた。そんな名物犬が息を引き取っているのが6日、見つかった。
ビッキーは雌で、体長は約60センチ。年齢不詳ながら、毛並みに白い毛が多く交じっていた。決してほえず、登山者が歩く道に、いつも静かに姿を現したという。
話題になり始めたのは2005年ごろから。登山者や地元の人があげるお弁当の一部を喜んで食べ、人慣れしていたが、保健所の職員が捕獲しようとすると逃げたという。どこか悲しそうな目つき。首輪があるので「元の飼い主が戻ってくるのを待っているのでは」と見る人もいた。
高川山は頂上から360度の展望が楽しめ、富士山も望める。ふもとから1時間ほどで登ることができるため、首都圏などから繰り返し訪れる人も多い。有名になってからは“彼女”目当てに登る人も増え、ネットのブログには「仙人犬に会ってきました」という書き込みも残る。
山頂近くで亡くなっているのを東京都町田市の人が見つけた。けがなどはなく、病気や老衰のためと見られる。知らせを受けた大月市の産業観光課は、ビッキーが長年住んでいた山の中に葬ろうとしたが、土地所有者の同意をすぐには取れないため、ふもとのお寺に7日埋葬した。
市外からも会いに来てくれた大勢の人に知らせるため、「ビッキーは旅立ちました」という掲示を山に出すことを市は検討している。(永持裕紀)
記事は次のように載っていた。
さよならビッキー 高川山の名物犬、山頂近くで逝く
2010年10月9日
その犬は大月市と都留市の境にある高川山(標高約975メートル)に10年近く前から住みついた。8合目付近を過ぎた登山者をまるで案内するように山頂に導き、テレビのペット番組やネットでいつしか「山頂犬」や「仙人犬」と呼ばれ、だれかが「ビッキー」という名もつけた。そんな名物犬が息を引き取っているのが6日、見つかった。
ビッキーは雌で、体長は約60センチ。年齢不詳ながら、毛並みに白い毛が多く交じっていた。決してほえず、登山者が歩く道に、いつも静かに姿を現したという。
話題になり始めたのは2005年ごろから。登山者や地元の人があげるお弁当の一部を喜んで食べ、人慣れしていたが、保健所の職員が捕獲しようとすると逃げたという。どこか悲しそうな目つき。首輪があるので「元の飼い主が戻ってくるのを待っているのでは」と見る人もいた。
高川山は頂上から360度の展望が楽しめ、富士山も望める。ふもとから1時間ほどで登ることができるため、首都圏などから繰り返し訪れる人も多い。有名になってからは“彼女”目当てに登る人も増え、ネットのブログには「仙人犬に会ってきました」という書き込みも残る。
山頂近くで亡くなっているのを東京都町田市の人が見つけた。けがなどはなく、病気や老衰のためと見られる。知らせを受けた大月市の産業観光課は、ビッキーが長年住んでいた山の中に葬ろうとしたが、土地所有者の同意をすぐには取れないため、ふもとのお寺に7日埋葬した。
市外からも会いに来てくれた大勢の人に知らせるため、「ビッキーは旅立ちました」という掲示を山に出すことを市は検討している。(永持裕紀)