猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

きれいなお姉さんは好きですか?

2008年09月21日 05時45分48秒 | ゴンザも隣人!?

常連さんのあいだではもうお馴染み。

我が家の『三歳児』こと、ゴンザは、
きれいなおねいさんが大好きであるが.....

『好き』というのはおそろしいもので、
それが高じた彼には、すごい能力が備わっている。

 

先週の日曜日はいいお天気でした。
一面に広がる葛を横目に見ながら、チャリでぶらぶら行ったのは。

 

先日スーパーで買い物をしていても、
なにやら、レジのおねいさんを熱心に見つめ続けていたので、

「ああ、またか.....おねいさんに迷惑をかけなきゃいいけどなぁ」
と思っていたのだが、

案の定彼は、前傾姿勢で、おねいさんをまっすぐ見つめ、

「あの~、おねえさん。前にここじゃなくって、
 ○○ストアでレジ打ってましたよね?」

と、こう唐突に言い出す。

 

川崎大師。

 

「.....えっ!?」

突然の見知らぬ男の問いかけに、その若いおねいさんは驚いた様子で、
正直、それを聞いていた私も、
『なぜそんなことを覚えているのか!?』と驚いたのだが、
おねいさんは律儀にも、ゴンザの質問に答えてくれ、

「ええ.....でも、もう一年以上前ですよ?」

と、半分笑顔、半分いぶかしげな顔。

 

おお、でかい.....

さすが、手水鉢も立派!

 

まあ、考えてみれば、妻らしき女を連れた男が、
若い女性にこんな風に話しかけることなどそうそうないだろうから、
彼女としても、『この人はいったい何がしたいのだ?』と、
そういうことなのであろうが(笑)

質問に答えてもらったゴンザは満足そうに、
「そうですよねぇ、やっぱり♪」と、
自分の記憶が間違っていなかったことを確認出来て、
すっきりした様子でレジをあとにしたのである。

 

うわ~、すんげー亀がいっぱいいる。
それにしても亀の泳ぐ姿って、まぬけで可愛いよねぇ(笑)

「おっ♪猫もいっぱいいる~」

 

ずいぶん前に、たった数度目にしたレジのおねいさんの顔を覚えているとは、
まったく驚異的な能力に私も驚くが、
なんでも、彼の『きれいなおねいさん好き』は今に始まったことではなくて、
家族によれば、中学生だかの頃にも、
『知らないきれいなおねいさんの大きな荷物を持ってあげて歩いていた』そうだし、
(本人曰く、「重そうな荷物を持っていたので、
 「持ちましょうか?」と自分から話しかけ、家まで送り届けてきた」そうである)
この【ビョーキ】は、おそらく、一生治りそうにない(笑)

 

何か面白いものはないか、キョロキョロする三歳児(笑)

 

しかし、美しいものを愛するのは人のサガであるし、
ゴンザの場合、あくまで三歳児なので下心うんぬんもあるわけでなく.....

嫁の私としては、若くてきれいなおねいさんたちに、
「すみませんね、どうか大目に見てやって下さい」と、
頭を下げて周りたい気持ちでいっぱいなのである(笑)

 

....と、門前の土産店の並ぶ一角には、シュールな光景が(笑)
ご夫婦かしら?

 

それに、彼が知らない女性の重い荷物を持ってあげるのは、
若くてきれいなおねいちゃん限定ではなく、小さな子から、おばあちゃんまでだし、
そういうことって、それほど悪いことじゃないと思うのだ。

 

ちなみにこの日の夕食は『サイゼリヤ』
いや~、何度行っても、安さに感動~。
先日、とっても楽しいここの社長がTV出演しているのを見たけど、
成功の鍵は『社員がみんな理工系』、らしい。

 

男の人は本来、【きれいなお姉さん】が大好き。

私は今日も、「ホントにすみません~!」と、おねいさんたちに謝りながら、
『三歳児』がはりきって連発するつまらないギャグが、
彼女たちに少しでもウケるよう、ひそかに願っている(笑)

(おねいさんたち、ホントにご迷惑かけてごめんね~)

 

そんな三歳児はこの方に一番弱い。
しかしえらそうだねぇ、ちゃあこ.....

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バザール

2008年09月20日 05時40分15秒 | お出かけ

ねえねえ、ちゃあこ。

.

.

.

「ん?」

 

秋バラが咲いたよ。
今度はアンブリッジローズ。

.

.

.

それとね.....
このあいだ、こんなところへ行ってきた。
布で出来た鳥のいっぱいついた建物で、
色々教えてもらってね。

 

 

色々あっておもしろい。

 

【黄金町バザール】は、後ろ暗い過去を持つ町を
生まれ変わらせるためのアートイベント。
『違法な特殊飲食店』を一掃して。

違法な特殊飲食店が立ち並ぶのも風俗なら、
『地域とアートの共存』も、また風俗で。

『風俗』とは、

   ある時代や社会、ある地域や階層に特徴的にみられる、
   日常生活上のしきたりや習わし、風習のこと。
  (広く、世相や生活文化の特色をいう場合も)

を指すそうだが.....

追いやられたほう、新しいほう、そしてその中間。

それをミックスしたものこそが、
日常生活に一番近いのではないだろうか。

見たいものだけ見続けたら、『アート』は生まれるのかなぁ。

難しいことは、よくわからなくとも、
かつてここにいた女たちも、
何も好き好んでそうしていたわけではないのは確かだ。

生まれながらに選択肢のない人生も、世界中にはある。

.....だからこそ、『無秩序の中に、かろうじて存在する秩序』が、
大切なこともあるのだ。

 

「うう~ん。ちゃあこにはよくわかんないや」
「うん.....erimaちゃんもだよ、ちゃあこ」

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ありがとう」にありがとう。

2008年09月19日 05時22分39秒 | 日記

 

「あら、erimaさん、またのろけ?」と言われるかもしれないが、
ゴンザは『ありがとう』の達人である。

 

日曜、月曜と、自転車でプラプラ出かけてきました。
【コットンハーバー地区】(←いつの間にそんな名に!?)から臨む、米軍さんのお船。
この【コットンハーバー地区】、いずれ【みなとみらい】と繋がるみたいねぇ。

 

【達人】とは、『その道を極めた人』のことを言うのだそうだが.....

彼はそれを言うのを意識しているからか、はたまたそうでないからか、
ごく自然に、日々「ありがとう」を口にする。

 

見えるかな?ボロボロの鉄橋の下をギリギリ、
ボートで引っ張られたコンテナが抜けていく様子。
ワイヤーロープ一本で、狭いあいだを通り抜けさせるオヤジの超絶テク(笑)

上から覗いて「うおお、すげぇ~!ギリギリだよ~」
このコンテナは誰か住んでるのかな?

 

食事を作ればそのたび 「いつもおいしいものをありがとう」

洗濯物が乾いていれば 「erimaちゃん、いつもありがとう」

一緒に出かければ 「一緒に来てくれてありがとう」

.....彼は、日がな一日、何度も何度もそれを口にするのだ。

 

【コットンハーバー地区】が完成したら、取り壊されるんだろうね、やっぱり。
今は使われていない、ボロボロの貨物線路。
腐食が進む枕木の隙間から見える水面は.....穏やか。

 

......と。

「ありがとう」と言われて嬉しくない人はいないから、
言われれば当然、またそれが聞きたくて、言われたほうも頑張る。

そして、相手がそう言ってくれるのだから、
言われたほうも、「こちらこそ、ありがとう」と、
つまり、そうなるわけである。

 

ランチを食べて....

 

「いつもおいしいものをありがとう」
「こちらこそ、いつも一生懸命働いて食べさせてくれてありがとう」

「一緒に来てくれてありがとう」
「こちらこそ、連れてきてくれてありがとう」

「うふふ~、楽しいね♪」
「うふふ~♪うん、楽しいね!」

 

猫と遊び~♪

 

それは、他人様から見れば、
いつまでもダラダラべたべた馬鹿みたいで、
「お前らアホか!?」と突っ込みたくなる姿であろうが、
私はこれを恥ずかしいこととは思わない。

同じひとつのことを、するにも、してもらうにも、
言い方、接し方でずいぶん、物事の心証は変わるし、
同じ何かをするにも、してもらうにも、
互いに気持ちのいいほうがいいに決まってる。

 

【黄金町バザール】(詳細は後日)は高架下及び周辺で行われているアートイベント。
かつてここは、『ちょいの間』(『ちょんの間』とも)と呼ばれる、一見飲食店、
しかし実は『階上の小部屋で春をひさぐお姉さんを抱えたお店』が並ぶ場所でした。
2005年、集中的な摘発が行われ....今は試行錯誤の最中!?
ここを追われたお姉さんたちは、今どこにいるのかなぁ.....

 

もし、ゴンザが日に何度も「ありがとう」を言う人でなかったら、
私はもっと食事作りをさぼっていたかもしれないし(今も充分さぼってるけど)、
二人のあいだにももっと、倦怠感が漂っていたかもしれない。

けれど、「ありがとう」の言葉は、感謝の気持ちを表すと共に、
日々こなす単調な作業にも、新しい気分を吹き込む。

 

旧東横線桜木町駅ガード下には、ずっと昔から、
数百メートルも延々と、ウォールペイントが続いています。
次々と入れ替わるそれらは、アートと思えるものもあり、ただの落書きもアリ(笑)
いつだったか、県外の方のblogに「ここを訪れた」という記述と共に
「ここは治安が悪くて一人歩きも出来ない危険な地域」だとかいう、
事実ではない説明部分があるのを見かけましたが.....
そんなことは全然ありませんので、皆さん、安心してね。

 

そして.....

それは、もしかしたらゴンザ自身にも、
自己暗示をかける言葉なのかもしれない。

言葉に出すことで自分に暗示をかけ、楽しい気分を盛り上げるのも.....

きっと達人の技のうちなのだ。

 

秋の味覚にありがとう(笑)

 

だから.....

私は彼に感謝する。

「ありがとう」 に ありがとう。

単純な私は今日もその一言に喜び、明日を楽しみにする。

コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

南国の香り  ~ 虫主婦様より愛 ~

2008年09月18日 04時03分21秒 | ハ~プニング!

あなたは覚えておられるだろうか?

我が家に起った、あの熱きムーブメントを。

 

これがすべてのはじまり。

 

はじめはカメラマンの目撃談から火がついた、
愛と感動の輪を.....。

あれは、私がそのTシャツを探しているという話から始まったのだった。

アディダスの『ぱちもん』である、
しかし、『ぱちもん』にしてはそのロゴマークがあまりに秀逸なそれは、
ネット上で見かけた瞬間、容易に私のハートを撃ちぬき、
そこからは、『欲しい!欲しい!』と公言していた甲斐もあって、
思いもかけないカメラマンからのプレゼントとして、
見事この手に.....♪

 

アジの次は火事。
燃え立つ炎のロゴもまた秀逸!

 

また、それを見たまっちゃん★からは、
顔も知らない私のために、わざわざ京都で購入してくれた
カジデスが届き.....

さらに新作が!

 

2007年春夏・まっちゃん★コレクション

 

そして.....

ついには、秋の気配深まるこの横浜に、
南国からの風が届いたのです。

 

あら、一見、フツーのアディダス?
しかもラブリーなピンク♪
でも、ドキドキしながら拡げたら.....

 

送って下さったのは虫主婦様

つい先日、宮古島へ旅行へ行かれたという虫主婦様は、
一昨日突然、

「いやげものを見つけたので、ご笑納下さい」とメールを下さり.....

昨日の午後にはこれが!

 

今度はアイデス(爆)
これまたロゴが素晴らしい~!
しかも、右下にさり気なく入れられた、「love is all.」の文字も、心憎い!

 

おまけに、その箱には『いやげもの』(爆)と共に、
とっても美味しそうなお土産も入っていて、さらに感激。

でもって、最後に箱の一番下に入っていた袋をあければ、
中からはこれがっ!

 

あら。
これって何かしら.....?

う....ウ○コ~~~!?(爆)

 

そりゃあもう、これを見た瞬間から、我が家は
(パッケージの「七回唱えると」の文字を読む前から・爆)

「う.....ウ○コ~!ウ○コ!ウ○コ!」

「ウ○コ~!あはは♪ウ○コウ○コ♪」

と大騒ぎです(爆)

(そういえば窓が開いていたが、ご近所はどう思ったのか.....!?)

 

さっそくウ○コを手のひらに乗せてみました(爆)
(あと、頭に乗せてみたりしてもいいかも・笑)
.....でもこれ、黒砂糖の風味がほんのりのチョコで、美味しいの~♪
ちなみにサシバ(猛禽類ワシタカ科)の渡りは、
宮古諸島の秋の風物詩として知られているそうです。

 

ああ、かぐわしい、南国の香り.....

そして、虫主婦様からの愛(笑)

ワタシ、どうしましょう.....!?

 

こんなに美味しそうなお土産も!
虫主婦様、本当にありがとうございました~♪

 

.....いえ、そうね。

そうしましょう。

 去り行く夏を惜しみながら、
 マンゴーチリソースに、あの眩しい太陽の色を重ね、

 深まる秋に、センチメンタルな涙をそっと、このタオルで拭い.....

 その後に来る冬を雪塩の白に映し.....

 掌に乗せたウ○コに、あの人の愛を見る(爆)

 

ああ、はじまりはいつも愛.....

虫主婦様。

本当に本当にありがとうございました~♪

コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Leave me alone

2008年09月17日 03時16分45秒 | ルーツ

 

昼間、刑事が二人、訪ねてきた。

 

秋バラ、咲きました。
春とはまた違う風情のアブラハム・ダービー。

 

休日明けの昼間をだらだら寝て過ごしていると、
玄関のドアチャイムが鳴り、
応対に出たゴンザが、

「お母さんのことで話を聞きたいって刑事さんが来てるよ」

と。

 

.....で、記事の内容と著しく写真が合ってませんが(笑)
岩手に行ったエスパー弟より、こんな荷物が着きました。
秋の味覚・たくさんのサンマ~♪

 

私は眠い目をこすり、玄関へ出て、刑事が示す警察手帳を確認する。

『ああ、また何か母が面倒を起こしたのだな』と、
腹の中であきれ返りながら。

「中へ入ってもらえば?」

ゴンザに促され、私は刑事を招き入れる。

「で?何が聞きたいんですか?」

そう聞きながら。

 

すり身も入った素敵なセット♪

 

.....と。

彼らが言うには、
母の荷物が自宅から離れた場所で発見されたとかで、
それが『普通の荷物じゃなかったので』、
「事件に巻き込まれたのじゃないか?」と、
そういうことらしい。

 

さっそく.....
五穀米に水、ダシ昆布、醤油・みりんを加え、
腹を出して塩焼きしたサンマ、梅肉を乗せ、スイッチぽーん♪
炊き上がったら、身をほぐしつつ、骨を取り除いて.....

 

そこに至るまでの回りくどい言い方は、もしかしたら、
『娘である私が母を殺したのかもしれない』という可能性や、
色んな場合を想定してのことだったのかもしれないが、
結局のところは、その『普通の荷物じゃなかった』ものは、
母のレントゲン写真やら何やらで、
それが国道脇で発見されたことに対し、
「なぜそんなものが?」「すわ、事件か!?」ということだったのだろう。

 

茹でた枝豆を散らして、サンマご飯の出来上がり!
岩手から帰ってきていた送り主・エスパー弟も招いて、
あっつあつのホカホカをいただきま~す♪

刑事達は言う。

「何度家を訪ねてもお母さんは不在だし、
 玄関の鍵も開きっぱなしでおかしい」と。

私は笑いながら答える。

「 ああ、鍵が開いてるのはいつもですよ。
 たぶんそのレントゲン写真やなにやらも、
 誰かに頼んで捨ててもらったんでしょう。
 ゴミを捨てるのが面倒だって言ってたから。
 以前は私も頼まれてゴミ捨てに行ったりしてたんですけどねぇ。
 もう半年、連絡もとってません」

.....と。

 

お供はサンマのつみれ汁。
つみれの中には手作り大葉味噌入り♪

 

刑事達は私が何か答えるたびに、『ありえない』と思うのか、
「ええっ!?」「それはまたどうして?」などと、
さらに不審な目で私を見たが、
私はさらにこう付け加えた。

「大切な物も、人から貰ったものも、平気で捨てる人なんです、母は。
 半年連絡をとってないっていうのも、色々そういうことがあって.....
 我々にも手に負えないからなんですよ。
 普通じゃないし、わからないでしょうけど」

 

もちろん塩焼きも忘れません。
.....あ、ちゃあこのは塩なしね(←一匹全部食った大食い娘)
大根おろしと椎茸焼きを添えて~♪

 

彼らが不審感を募らせたのは、
あまりに私の態度が平然としていたからというのもあるだろう。

しかし、母のような人間を親として持った私にとっては、
これぐらいのことはもう、動揺するようなことではないのだ。

次第に母のことを説明するのが面倒になってきた私は、自分の携帯をとり、
彼女の携帯へ電話をかけた。

.....と。
呼び出し音三回。

刑事達が『何度かけても繋がらない』といった母の携帯は、
あっさりとつながり、呑気そうな本人の声が聞こえた。

「刑事が来てるよ。ゴミ捨てたでしょ」

 

美味いワインもありました~♪
自分ではとても買えないお値段ですが~(笑)
Uさん、ありがとうございます!

 

私が予想したとおり、彼女は以前に
「転院したい」と病院から引き取ったレントゲン写真を、普通のゴミと一緒にし、
人に頼んで捨ててもらったのだと、そう答えた。
(つまりそいつが不法投棄をしたわけね)

電話を切って刑事に向かって私は言う。

「ね?こんなもんですよ」

と。

 

ゴンザ特製『ぺペロン枝豆』
めっちゃ美味い~♪

 

彼らがいかに目を白黒させようと、『そんなの普通じゃねーだろ!?』と内心思おうと、
私にとってはこれが事実で現実なのだ。

そりゃあ、これだけの騒ぎを起こして迷惑をかけて、
警察にも申し訳ないと私も思うが、
肉親だから、我が親だからといって、
私にこれ以上いったい何が出来るというのか。

何百回、何千回と繰り返した忠告も注意も、
何の意味も効果も為さなかったというのに。

 

ちなみにサンマを焼いている最中のこの方は、甘えん坊モード全開で、
「抱っこして~」「ちゃあこにもサンマちょうだい、ね?ね?」と、
私の鼻やらほっぺやらに頭をぐいぐい、チュウチュウ大サービス(笑)
そんなことせんでも、エスパー弟は「ちゃあこにもあげてね」と、
ちゃ~んと言ってくれてるから大丈夫だよ。

 

母のもとへ向かうという刑事達に「お騒がせしてすみませんでした」と謝り、
また、ゴンザに「ごめんね」と謝りながら、
こんなことがあっても動揺しない自分に、私は哀しくなった。

ただ、ずっとずっと『普通にひっそり生きたい』と思っているのに、
ささやかな生活を守りたいと思っているのに、
誰も放っておいてはくれないんだなぁ、と。

身内に一人でもおかしな人間がいれば、そこに関わる人は、
ずっとずっと迷惑をこうむり、穏やかな生活さえままならない。

.....きっと私は奇跡を求めているのだ。

『普通』という奇跡を、ずっとずっと。

 帰る場所があって、いつでも温かく迎えてくれる人がいて、
 座れば食事の支度がととのえられ、
 いつでも洗濯したての衣服が着られる。

......私や妹や弟には、ずっと昔から望むべくもない奇跡。

だから。

もし、あなたがそんな奇跡を持っているなら、
そんな奇跡を何よりも大切にして欲しいと願う。

『それは普通ではなく、奇跡なのだと気づいて欲しい』と。

誰かにとっては、願っても願っても一生手に入らない『普通』を.....

あなたがもしも、持っているのなら。

 

そういえば、これ。
めちゃめちゃ美味いよ~♪知ってる?

 

私はこの運命を受け入れ、ときに面白がってもいるけれど。

たまには「ほっておいてよ」と、そう呟きたくなる。

コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする