常連さんのあいだではもうお馴染み。
我が家の『三歳児』こと、ゴンザは、
きれいなおねいさんが大好きであるが.....
『好き』というのはおそろしいもので、
それが高じた彼には、すごい能力が備わっている。
先週の日曜日はいいお天気でした。
一面に広がる葛を横目に見ながら、チャリでぶらぶら行ったのは。
先日スーパーで買い物をしていても、
なにやら、レジのおねいさんを熱心に見つめ続けていたので、
「ああ、またか.....おねいさんに迷惑をかけなきゃいいけどなぁ」
と思っていたのだが、
案の定彼は、前傾姿勢で、おねいさんをまっすぐ見つめ、
「あの~、おねえさん。前にここじゃなくって、
○○ストアでレジ打ってましたよね?」
と、こう唐突に言い出す。
川崎大師。
「.....えっ!?」
突然の見知らぬ男の問いかけに、その若いおねいさんは驚いた様子で、
正直、それを聞いていた私も、
『なぜそんなことを覚えているのか!?』と驚いたのだが、
おねいさんは律儀にも、ゴンザの質問に答えてくれ、
「ええ.....でも、もう一年以上前ですよ?」
と、半分笑顔、半分いぶかしげな顔。
おお、でかい.....
さすが、手水鉢も立派!
まあ、考えてみれば、妻らしき女を連れた男が、
若い女性にこんな風に話しかけることなどそうそうないだろうから、
彼女としても、『この人はいったい何がしたいのだ?』と、
そういうことなのであろうが(笑)
質問に答えてもらったゴンザは満足そうに、
「そうですよねぇ、やっぱり♪」と、
自分の記憶が間違っていなかったことを確認出来て、
すっきりした様子でレジをあとにしたのである。
うわ~、すんげー亀がいっぱいいる。
それにしても亀の泳ぐ姿って、まぬけで可愛いよねぇ(笑)
「おっ♪猫もいっぱいいる~」
ずいぶん前に、たった数度目にしたレジのおねいさんの顔を覚えているとは、
まったく驚異的な能力に私も驚くが、
なんでも、彼の『きれいなおねいさん好き』は今に始まったことではなくて、
家族によれば、中学生だかの頃にも、
『知らないきれいなおねいさんの大きな荷物を持ってあげて歩いていた』そうだし、
(本人曰く、「重そうな荷物を持っていたので、
「持ちましょうか?」と自分から話しかけ、家まで送り届けてきた」そうである)
この【ビョーキ】は、おそらく、一生治りそうにない(笑)
何か面白いものはないか、キョロキョロする三歳児(笑)
しかし、美しいものを愛するのは人のサガであるし、
ゴンザの場合、あくまで三歳児なので下心うんぬんもあるわけでなく.....
嫁の私としては、若くてきれいなおねいさんたちに、
「すみませんね、どうか大目に見てやって下さい」と、
頭を下げて周りたい気持ちでいっぱいなのである(笑)
....と、門前の土産店の並ぶ一角には、シュールな光景が(笑)
ご夫婦かしら?
それに、彼が知らない女性の重い荷物を持ってあげるのは、
若くてきれいなおねいちゃん限定ではなく、小さな子から、おばあちゃんまでだし、
そういうことって、それほど悪いことじゃないと思うのだ。
ちなみにこの日の夕食は『サイゼリヤ』
いや~、何度行っても、安さに感動~。
先日、とっても楽しいここの社長がTV出演しているのを見たけど、
成功の鍵は『社員がみんな理工系』、らしい。
男の人は本来、【きれいなお姉さん】が大好き。
私は今日も、「ホントにすみません~!」と、おねいさんたちに謝りながら、
『三歳児』がはりきって連発するつまらないギャグが、
彼女たちに少しでもウケるよう、ひそかに願っている(笑)
(おねいさんたち、ホントにご迷惑かけてごめんね~)
そんな三歳児はこの方に一番弱い。
しかしえらそうだねぇ、ちゃあこ.....