3年前の7月、大雪山を縦走した後、すぐにでも秋の紅葉も見てみたいと思っていましたが、コロナ禍もあり中々出掛けることが出来ませんでした。
その間すっかり体力が落ちて縦走どころかそれぞれの山に登るのも難しくなり、あんなにイヤだったツァーに参加することにしました。
山の登っていると必ずと言っていいほどツァー登山の団体さんと出会いますが、ぞろぞろと繋がって歩き道を塞ぐこともあり苦々しく思っていたそんなツァーに自分が参加することになるとは!
しかし大雪高原温泉の沼巡りでネイチャーガイド同行のツァーがあると知り、どうしても行きたくなって申し込みました。
北海道へ行くとなると宿泊の手配や交通機関のチェック、とても面倒で手っ取り早いツァーを体験してみることにしました。
今回は夫と二人です。
連休明け20日から2泊3日の予定ですが直前に大型台風が列島縦断でこれはキャンセルしなくちゃならないかと思いましたがギリギリまで様子見。
結果案外早く台風が抜け、無事行って来ることが出来ました。
午後1時過ぎに旭川空港に到着した時は晴れ。
午前中はお天気が悪かったそうで、本当に運が良かったです。
その後バスで層雲峡に移動。
しかしツァーというのは思い切り予定を詰め込むのですね。
先ずは黒岳ロープウェイで5合目まで。
行きたい人はリフトで7合目まで行ってもいいが出発が○○分なのですぐ下りてきてくださいと。
結局7合目まで行ったはいいけど、カムイ森のみちを歩く時間はもちろん無く、写真1枚撮って大急ぎでまたリフトに乗る。
少しは散策するのかなと思っていたけど・・・
登りリフトから 黒岳
リフト傍の展望台から、ニセカウシュッペ山?
もう午後の日が傾き始めている時間で、紅葉もパッとしない。
ただロープウェイとリフトに乗っただけでした。
層雲峡にはこのような柱状節理の岩がずっと連なり、その岩に色々な名前がついているそうで、ガイドさんがバスの中からいちいち解説してくれるのだけれど全部は見えないし名前も覚えられません。
大急ぎでロープウエイに乗り継ぎバスで向かった先は銀河流星の滝。
石狩川沿いに延々24kmにわたって続く断崖絶壁 を流れ落ちるいくつかの滝の中でも、もっとも美しい二つの滝だそうです。
この辺りはまだまだ紅葉には早い。
銀河の滝 流星の滝
1日目の見学は終わりホテル到着は午後5時過ぎでした。
2日目は午前中メインイベントの沼巡りと、午後は銀泉台の軽いハイクです。
天気予報ではピカピカの晴れ予報だったけれど朝から曇りでガッカリ。
バスで一時間以上かけ大雪高原温泉へ。
途中からネイチャーガイドさんが合流し、ビジターセンターでヒグマのレクチャーを受けた後、ハイキング開始です。
今回は緑沼までの往復3時間のコース。
割と平坦な道を歩くのかな~と思っていたけど案外アップダウンもあり、ぬかるんだ場所は滑りやすく、歩きに慣れない人は特に下りで苦労していたようです。
途中、噴気の上がる場所もあり
晴れてくれないかな~
緑岳
1時間半ほどで土俵沼。
滝見沼
緑沼
例年より紅葉が早くちょうど見頃でしたが、日が差さないので紅葉もパッとしません。
それでも十分きれいでした。
今回は緑沼までの行程でここから引き返します。
昼頃になってようやく青空が!
藪の中でエゾシカがお食事中。
人慣れしているのか全然逃げる様子は無くじっと我々を見ていました。
登山口から恨めしく振り返る。
バスの中でお弁当を食べ次の銀泉台へ。
銀泉台は3年前に赤岳へ登った登山口です。
どこまで歩くのかと思ったら・・・。
懐かしい登山口から第一花園を望む
私はすっかり忘れていたのだけれど、30分ほど登ったところに展望台がありました。
第一花園が見渡せる場所です。
しかし、せっかく青空が出たにもかかわらずもう午後3時近く。
東側斜面のため紅葉もイマイチ。
ガイドさんは陰になった部分と縞模様になるのもいいとおっしゃいますが・・・
もしかして第一花園まで歩くのかなと思ったけど、展望台で引き返します。
往復1時間強の歩きでした。
日差しのせいなのか、カメラのせいなのか、腕のせいなのか・・・
あまりいい写真が撮れなくてガッカリ。
この後、旭川まで移動しホテル宿泊。
午前午後合わせて4時間強の歩きと長いバスでの移動時間で結構疲れました。
明日は旭岳姿見の池散策です。
3日目に続く・・・
ツアー旅は楽なようで案外 疲れるものです。
分刻みの企画で、移動が長くて 勝手な行動とる人が必ずいるもので…
でも、結構な紅葉が見られてラッキーでしたね。
それにしてもお元気な事、私達夫婦はもうハードなツアー旅は無理ですね。
旅仲間ともみんな年をとってご無沙汰です。
ちょっと詰め込み過ぎな気がしますね。
台風の影響で飛行機が遅れた上、ロープウエイと滝の見学で駆け足でした。
旅行中三日間、お天気に恵まれたことはよかったですが、肝心なところでもう少し日差しが欲しかったです。