おはようございます。
いやあ、しっかし、昼間暑い日が続きますねー。
だって、11月って、霜月って言うんですよ?
霜が降り始めるから、霜月って言われるんですよ。
11月8日には、立冬も来るんですよ?
そーれが、この昼間の暑さ。
まあ、過ごしやすいので、僕は歓迎していますけど、作物とか、うまく成長するんですかねー?
まあ、ちょっとそのあたりが、心配ですけどねー。
さて、各所でパパンドレウ首相の政策に対する非難の論調が立てられていますが、
僕も、一連のギリシャ問題について、粗上に載せてみようかと思いますー。
まあ、パパンドレウ首相の政治手法を非難するのは、簡単だし、他でもやっているので、ここでは、別の見方をしたいと思います。
「パパンドレウ首相の政治手法は、ギリシャの国民のあり方が、他の国の常識とは違うあり方だから、こうならざるを得なかった」
そういう見方ですね。
フランスとドイツの首脳が、パパンドレウ首相を説得したのに、結果、説得出来なかったわけでしょ?
ということは、パパンドレウ首相の説明を、フランスとドイツの首脳が受け入れざるを得なかった、ということになるわけです。
ある意味、正当性がある主張だった、ということになるわけですねー。
パパンドレウ首相は、ギリシャ人代表だし、ギリシャ人の特質をよーく知り抜いているんだと思うんです。
だから、実際、国民に賭けている形ですけど、最善の形を引き出そうとしているのは、確かだと思うわけです。
というか、もう、これしか、打つ手は、ない、ということなんですよ。パパンドレウ首相にしても、世界にしても。
そして、諸悪の根源は、ギリシャ国民のあり方だ、ということになるわけです。
ギリシャ国民の意見は、
「ユーロ圏離脱なんて、とんでもない」が70%。
「しかし、ユーロ圏から押し付けられている緊縮財政策は、許せん」が60%とか。
パパンドレウ首相は、
「ユーロ圏離脱は、できない」とした70%の国民の意識に、突破口を見出したんですね。
この思いが強ければ、
「緊縮策も、いやだけど、飲みます・・・ユーロ圏離脱は、したくないから」
と、国民自身が判断してくれる、と考えているわけです。
つまり、ユーロ圏が策定した緊縮策を国民に飲ませるために、こういう形に出た、というわけなんですね。
というか、こういう荒療治をしないと、最早ギリシャ国民を納得させる術がない、ということなんですよ。
だから、フランスとドイツの首脳が、
「ユーロ圏離脱するか、どうかだ、あとは」
というコメントを出して強調している。
これは、ギリシャ国民に対して、誘導を行なっている、ということです。
まあ、ギリシャ国民向けの巨大な政治ショーが始まった、と見るべきなんでしょうねー。
まあ、でも、アリとキリギリス的な見方から「キリギリシャ」なんて言葉が流行っていますが、これは、これまでのギリシャの為政者が悪かったと言えるでしょうね。
そして、そのつけが、今、顕在化しているということです。
これまでの為政者により、国民が悪い方向へ教育されてしまった、その結果が今なんですよ。
まず、ギリシャって国は、観光業以外、これといった外貨獲得手段を開発してこなかった。
さらに、為政者達は、自分が当選するために、有権者に、
「ほら、仕事与えるから」
と言って、公務員のポストを新設し、有権者に与えまくることで、これまで、既得権益を保持してきた・・・そんな国ですからね。
6人にひとりが、国家公務員なんて国なんですよ。
だから、政権与党が、リストラ策を講じようとしたら、そりゃ、国家公務員が、ストライキをするのは、当たり前じゃないですか。
というか、日本じゃ考えられませんよ。
公民という立場なんて意識、ギリシャ人には、ないってことが、ここで、わかりますね。
結局、ギリシャの社会構造は、自分勝手な人間を大量に生産するだけのシステムに成り下がってしまった。
国家公務員が、国家のために働くのではなく、自分のために働いているに過ぎない意識しか、持っていないのがギリシャだってことです。
どっかの局でやってましたが、日本にいるギリシャ人が討論していましたけど、その結論は、
「俺達ギリシャ人は、自由が好きなんだ。僕らの同胞は、最終的には自由を選ぶだろう。フリーイズNo.1!!!」
と、ある30代くらいのギリシャ男性が言い出すと、それに盛り上がった40代の女性も、
「そうよ。私達には選ぶ権利があるのよ。フリーこそ、大事なのよ。ギリシャ人は、そういう国民なのよ!」
と、盛り上がっていました。
僕はそれを見て、ため息をつきましたねー。
「周りにどんだけ迷惑をかけようと、問題の解決なんぞ、ひとつも考えず、単に自分アゲだけしている、自分勝手野郎」
それが、ギリシャ国民だなと、そこで、僕は実感しましたね。
ほーんと、キリギリスそのものだねー。
ドイツ国民が、
「こんな奴ら、助ける意味あるのかよ!俺達ドイツ人の税金をなんだと思っているんだ!」
と怒るのも、よーくわかる話です。
まあ、こういう国民性を創り上げてしまった、為政者も悪いですが、なにより、国民自身が、自分で自分を追い込んでいる形ですね。
結局、ギリシャ国民は、「逃げ込み者」なんだな。
これまで、ずっと、都合のいい場所に、逃げこんできたから、結果、こういうことになっている。
観光資源にあぐらをかき、外貨獲得の手段をなーんも、開発してこなかったつけが、今払わされているんだなー。
ま、
「「逃げ込み者」は不幸になる」
という万国共通の定理がまた導かれてしまった、ということでしょう。
ま、今後どうなるか、注視していくことにしましょう。
しかし、ああなったら、だめだなあ。
以上
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