おはようございます!
なんだか、つゆ、というわけで、
毎日、変な天気ですね!
昨日は、天気雨とか、ちょっとおもしろかったです!
太陽がさんさんと光りながら、どしゃぶりだったり、
そういうのも、ちょっと楽しんだり(笑)。
ま、気持ち良く日々が過ごせれば、それで、いいですけどね!
さて、今日は、村上論考の日!ということで、「1Q84」をテキストに、
村上春樹の世界を読み解いていきましょう!
さて、この章は、青豆さんの世界です。村上作品の特徴は、女性のこころをいろいろに動かせることによって、
女性に快感を与える文章ということですから、この章でも、どのような形で、女性のこころを動かすのか!
というあたりを中心に読みといていくことにしましょう。
冒頭、高速道路の非常階段をまだ、降りている青豆さんです。
とにかく、何かビジネスシーンのアポイントメントがあるらしくて、急ぐ青豆さんですが、
要は冒険が、待っているわけです。読んでいる女性読者は、まず、その日常にある非日常性というものに、
わくわくするという経験に喜ぶわけです。
靴を脱いで、ストッキングだけで、階段を歩いておりて行くわけですが、なんで、そんなことするんだろう、
と思いましたが、要は女性の共感を得たいわけです。ストッキングが破れて、それを脱ぎ捨て、ドラッグストアで新しいのを買い、
奥で履かせてもらう、という女性が経験する行為を主人公にさせることで、
「そうよね。ストッキングって、でんせんするのよね」
という共感を生んでいるわけです。
まあ、この青豆さんは、長い非常階段を降りながら、ある思い出を思い出しちゃうわけですけど、これが、十七歳のときの、
大塚環さんとのレズビアンごっこの思い出ということで、まあ、村上作品、お約束のエロ要素提出です。
これは、もう、女性読者をちょっとだけ興奮させるためのもので、さらりと、クリトリスとか、陰毛とか、書いちゃうわけですよ。
オナニーの経験は、たくさんある!とか書いちゃうわけですよ。でも、そうかな?経験的には、むしろ知らないひとが多いような気がするけど?
そんなこと考えなくていいか(笑)。
まあ、女性にすれば、レズビアンごっこというのは、一生に一回くらい、興味をもちそうな内容ですからね。
そういうことを、ずばっと書いて、女性のこころをまた、転がすというわけなんですね。
まあ、そんなこと言っても、女性のからだ、というのは、女性は見慣れているものですから、
僕ら男性より、抵抗なく、受け入れるということなんでしょう。
だいたい、非常階段を降りながら、遠い昔のレズビアンごっこの思い出を思い出して、さらに興奮しちゃうって、
この青豆さんって、また、それ、したいんじゃないの、的に思えますけどね。
ごく、ふつーに(笑)。まあ、そういうエロ要素は、村上作品につきものですから、ああ、また出たと言う感じで、
普通にいなしていく感じですけどね。
そういうわけで、エロ要素な具体的な描写が長く具体的に続くわけですよ。
まあ、ひとりで読んでいる女性は、これもまた、日常の非日常を感じて、軽く興奮したりするわけです。
まあ、ある意味、エロ小説みたいな表現ですから、より具体的に書いてあるというわけで、
さらに興奮する女性読者という構図なんですね。
そして、読者を軽く興奮させたところで、非常階段を降り終わります。
すると、今度は、出口が施錠されている、ということで、不安要素を出すわけです。女性読者は、
「どうするのだろう?」
と興味を持ちますから、青豆さんは、そのあたりをいろいろ探すうちに浮浪者の寝床らしきものを確認し、浮浪者が出入できる入り口があるはずだ、
という軽い推論をして、その入口をみつけるわけです。女性というのは、女性が困っているシーンに出会うと、親身になって、心配するという特性が
ありますから、その特性をうまく利用しているわけです。そして、入り口をうまく見つけた青豆さんに対して、
「よかったわね」
という感情を女性読者に持たせているわけです。
そして、ドラッグストアで、ストッキングを買う、となるわけです。
そこで、一息ついた、青豆さんは、あるシティホテルに行くわけです。どうも、そこが仕事の場のようですが、何をするのだろうと、読者の興味を
ひかせるわけです。まず、青豆さんは、トイレに行き、放尿するというわけで、ここらあたりも、下半身関係をずばっと書くことで、
また、さらに女性読者の興奮をあおるわけです。服装の点検をし、お化粧を直し、ブラウスのボタンをひとつあける。
このブラウスのボタンをひとつあけて、胸の谷間のラインを見せると言う女性ならではの、相手の興味をひくテクニックを披露するわけですが、
まあ、これも女性の共感を得ようとする一種のテクニックなわけです。この青豆さんは、あまり胸が大きくない、ということを強調していますから、
まあ、胸が大きい女性というのは、少数派でしょうから、これも、胸の大きくない女性の共感を得ようというわけなんですね。
この青豆さん、ある男性の部屋に、ホテルのスタッフと称して入っていくわけです。漏電の危険がとか、いいながら、クローゼット内のパネルを調べるふりを
する。そして、その男性の首筋に塗料がついている、とかなんとか、言って、その首筋にさわる機会をえるわけです。まあ、このあたりで、予想はつくわけですけど、
青豆さんは、自作の器具で、この男性の首筋のある一点を突いて、自然死にみせかけて、殺してしまうわけです。
その奥さんが、ゴルフのアイアンで、肋を折られたという話が書いてあるところをみると、奥さんからの依頼なのかな、というところですが、
とにかく、青豆さんは、クールで、ワイルドな殺し屋さんだったわけです。
まあ、女性というのは、旦那さんに、いろいろな思いを持っていると思いますから、結局、そういう奥さんの願望を叶えるという形をとりながら、
ここでも、女性の願望を叶えているわけですよ。もう、どこまで、女性に媚びているんだ、と思うくらい女性向けの施策がわんさか、ありますねー。
まあ、ストーリー的には、こんな感じなんですけど、いちいちの表現が、細かいですね。放尿しているときには、放尿の音を楽しむとか(笑)。
まあ、女性からすれば、放尿なんて、毎日のことですから、案外そういう経験もしているのかもしれません。
もっとも放尿というのは、安心感を呼びますから、そういう安心感を女性に感じさせているのかもしれませんね。
とにかく、女性が喜ぶことを全力で、表現している、というのが、この章ですね。そういえば、青豆さんが街であった警官の装備が変わっていたという
表現がありましたが、これは、異なる時代との接続を意味しているのでしょうか。
6連発のリボルバーがお決まりの時代だった1984年の警官の装備ですが、なぜか、今的な、オートマチックのベレッタやグロッグなどを装備している警官が
歩いている。それに、ペットボトルって、1984年にあったっけ?
そんな感じで、ここも、日常の非日常表現です。
こういうことをいろいろやって、女性のこころをころころ転がしているわけですね。
題名となっている「変更されたいくつかの事実」という言葉ですが、これは、このベレッタやグロッグのことを指しているということなんでしょう。
つまり、未来から過去を眺めて、
「警官の装備は、リボルバーでなくて、ベレッタにしちゃおう」
と、村上さんが、変更している、ということになるわけですね。変更という言葉が、関わるのは、この章では、それくらいですからね。
あるいは、この殺されたおっさんについて、生から死への変更ということにも、かけているかもしれません。
いずれにしろ、女性向けにすべてが創作されている物語、というのは、確実で、まあ、女性向けの施策がひとつひとつ勉強になります。
しかし、こう書いてくると、村上春樹という作家が女性の嗜好を思い切り理解している、ということがだだわかりになりますね。
レズビアンごっこというのは、女性なら、一生に一度は、経験しているというし、それに深い興味を持っていたり、そういう具体的な話に
興奮を覚えるということを理解している。
まあ、この章では、全編、これでもか、という程に女性向け施策で、あふれていますから、ちょっと笑ってしまいますね。
いやあ、本を売るというのは、女性向けに描くことがまず、基本なんですね。
いやいや、勉強になりました。
しかし、この村上論考は、文章量がどうしても、少なめになりますね。
まあ、だいたいわかっちゃったっていうか、村上さんの秘密は、単に女性向け施策てんこもり、というのが、わかってしまったんで、
そうそう指摘することが、ないんですね。読み味を楽しむ本ですから、細かい表現が続くし、でも、ストーリーとしては、
それほど、進むわけではないので、指摘内容が、限られちゃうというわけで、文章量も少なくなるんですね。
いずれにしても、この本を分解していけば、女性の嗜好というのが、だだわかりになる、ということです。
そのための本ですからね。まあ、勉強がてら、眺めていくことにしましょうかね。
さて、今日もここまで、読んで頂いたみなさん、ありがとうございました!
また、次回、自由論考で、お会いしましょう!
ではでは。
なんだか、つゆ、というわけで、
毎日、変な天気ですね!
昨日は、天気雨とか、ちょっとおもしろかったです!
太陽がさんさんと光りながら、どしゃぶりだったり、
そういうのも、ちょっと楽しんだり(笑)。
ま、気持ち良く日々が過ごせれば、それで、いいですけどね!
さて、今日は、村上論考の日!ということで、「1Q84」をテキストに、
村上春樹の世界を読み解いていきましょう!
さて、この章は、青豆さんの世界です。村上作品の特徴は、女性のこころをいろいろに動かせることによって、
女性に快感を与える文章ということですから、この章でも、どのような形で、女性のこころを動かすのか!
というあたりを中心に読みといていくことにしましょう。
冒頭、高速道路の非常階段をまだ、降りている青豆さんです。
とにかく、何かビジネスシーンのアポイントメントがあるらしくて、急ぐ青豆さんですが、
要は冒険が、待っているわけです。読んでいる女性読者は、まず、その日常にある非日常性というものに、
わくわくするという経験に喜ぶわけです。
靴を脱いで、ストッキングだけで、階段を歩いておりて行くわけですが、なんで、そんなことするんだろう、
と思いましたが、要は女性の共感を得たいわけです。ストッキングが破れて、それを脱ぎ捨て、ドラッグストアで新しいのを買い、
奥で履かせてもらう、という女性が経験する行為を主人公にさせることで、
「そうよね。ストッキングって、でんせんするのよね」
という共感を生んでいるわけです。
まあ、この青豆さんは、長い非常階段を降りながら、ある思い出を思い出しちゃうわけですけど、これが、十七歳のときの、
大塚環さんとのレズビアンごっこの思い出ということで、まあ、村上作品、お約束のエロ要素提出です。
これは、もう、女性読者をちょっとだけ興奮させるためのもので、さらりと、クリトリスとか、陰毛とか、書いちゃうわけですよ。
オナニーの経験は、たくさんある!とか書いちゃうわけですよ。でも、そうかな?経験的には、むしろ知らないひとが多いような気がするけど?
そんなこと考えなくていいか(笑)。
まあ、女性にすれば、レズビアンごっこというのは、一生に一回くらい、興味をもちそうな内容ですからね。
そういうことを、ずばっと書いて、女性のこころをまた、転がすというわけなんですね。
まあ、そんなこと言っても、女性のからだ、というのは、女性は見慣れているものですから、
僕ら男性より、抵抗なく、受け入れるということなんでしょう。
だいたい、非常階段を降りながら、遠い昔のレズビアンごっこの思い出を思い出して、さらに興奮しちゃうって、
この青豆さんって、また、それ、したいんじゃないの、的に思えますけどね。
ごく、ふつーに(笑)。まあ、そういうエロ要素は、村上作品につきものですから、ああ、また出たと言う感じで、
普通にいなしていく感じですけどね。
そういうわけで、エロ要素な具体的な描写が長く具体的に続くわけですよ。
まあ、ひとりで読んでいる女性は、これもまた、日常の非日常を感じて、軽く興奮したりするわけです。
まあ、ある意味、エロ小説みたいな表現ですから、より具体的に書いてあるというわけで、
さらに興奮する女性読者という構図なんですね。
そして、読者を軽く興奮させたところで、非常階段を降り終わります。
すると、今度は、出口が施錠されている、ということで、不安要素を出すわけです。女性読者は、
「どうするのだろう?」
と興味を持ちますから、青豆さんは、そのあたりをいろいろ探すうちに浮浪者の寝床らしきものを確認し、浮浪者が出入できる入り口があるはずだ、
という軽い推論をして、その入口をみつけるわけです。女性というのは、女性が困っているシーンに出会うと、親身になって、心配するという特性が
ありますから、その特性をうまく利用しているわけです。そして、入り口をうまく見つけた青豆さんに対して、
「よかったわね」
という感情を女性読者に持たせているわけです。
そして、ドラッグストアで、ストッキングを買う、となるわけです。
そこで、一息ついた、青豆さんは、あるシティホテルに行くわけです。どうも、そこが仕事の場のようですが、何をするのだろうと、読者の興味を
ひかせるわけです。まず、青豆さんは、トイレに行き、放尿するというわけで、ここらあたりも、下半身関係をずばっと書くことで、
また、さらに女性読者の興奮をあおるわけです。服装の点検をし、お化粧を直し、ブラウスのボタンをひとつあける。
このブラウスのボタンをひとつあけて、胸の谷間のラインを見せると言う女性ならではの、相手の興味をひくテクニックを披露するわけですが、
まあ、これも女性の共感を得ようとする一種のテクニックなわけです。この青豆さんは、あまり胸が大きくない、ということを強調していますから、
まあ、胸が大きい女性というのは、少数派でしょうから、これも、胸の大きくない女性の共感を得ようというわけなんですね。
この青豆さん、ある男性の部屋に、ホテルのスタッフと称して入っていくわけです。漏電の危険がとか、いいながら、クローゼット内のパネルを調べるふりを
する。そして、その男性の首筋に塗料がついている、とかなんとか、言って、その首筋にさわる機会をえるわけです。まあ、このあたりで、予想はつくわけですけど、
青豆さんは、自作の器具で、この男性の首筋のある一点を突いて、自然死にみせかけて、殺してしまうわけです。
その奥さんが、ゴルフのアイアンで、肋を折られたという話が書いてあるところをみると、奥さんからの依頼なのかな、というところですが、
とにかく、青豆さんは、クールで、ワイルドな殺し屋さんだったわけです。
まあ、女性というのは、旦那さんに、いろいろな思いを持っていると思いますから、結局、そういう奥さんの願望を叶えるという形をとりながら、
ここでも、女性の願望を叶えているわけですよ。もう、どこまで、女性に媚びているんだ、と思うくらい女性向けの施策がわんさか、ありますねー。
まあ、ストーリー的には、こんな感じなんですけど、いちいちの表現が、細かいですね。放尿しているときには、放尿の音を楽しむとか(笑)。
まあ、女性からすれば、放尿なんて、毎日のことですから、案外そういう経験もしているのかもしれません。
もっとも放尿というのは、安心感を呼びますから、そういう安心感を女性に感じさせているのかもしれませんね。
とにかく、女性が喜ぶことを全力で、表現している、というのが、この章ですね。そういえば、青豆さんが街であった警官の装備が変わっていたという
表現がありましたが、これは、異なる時代との接続を意味しているのでしょうか。
6連発のリボルバーがお決まりの時代だった1984年の警官の装備ですが、なぜか、今的な、オートマチックのベレッタやグロッグなどを装備している警官が
歩いている。それに、ペットボトルって、1984年にあったっけ?
そんな感じで、ここも、日常の非日常表現です。
こういうことをいろいろやって、女性のこころをころころ転がしているわけですね。
題名となっている「変更されたいくつかの事実」という言葉ですが、これは、このベレッタやグロッグのことを指しているということなんでしょう。
つまり、未来から過去を眺めて、
「警官の装備は、リボルバーでなくて、ベレッタにしちゃおう」
と、村上さんが、変更している、ということになるわけですね。変更という言葉が、関わるのは、この章では、それくらいですからね。
あるいは、この殺されたおっさんについて、生から死への変更ということにも、かけているかもしれません。
いずれにしろ、女性向けにすべてが創作されている物語、というのは、確実で、まあ、女性向けの施策がひとつひとつ勉強になります。
しかし、こう書いてくると、村上春樹という作家が女性の嗜好を思い切り理解している、ということがだだわかりになりますね。
レズビアンごっこというのは、女性なら、一生に一度は、経験しているというし、それに深い興味を持っていたり、そういう具体的な話に
興奮を覚えるということを理解している。
まあ、この章では、全編、これでもか、という程に女性向け施策で、あふれていますから、ちょっと笑ってしまいますね。
いやあ、本を売るというのは、女性向けに描くことがまず、基本なんですね。
いやいや、勉強になりました。
しかし、この村上論考は、文章量がどうしても、少なめになりますね。
まあ、だいたいわかっちゃったっていうか、村上さんの秘密は、単に女性向け施策てんこもり、というのが、わかってしまったんで、
そうそう指摘することが、ないんですね。読み味を楽しむ本ですから、細かい表現が続くし、でも、ストーリーとしては、
それほど、進むわけではないので、指摘内容が、限られちゃうというわけで、文章量も少なくなるんですね。
いずれにしても、この本を分解していけば、女性の嗜好というのが、だだわかりになる、ということです。
そのための本ですからね。まあ、勉強がてら、眺めていくことにしましょうかね。
さて、今日もここまで、読んで頂いたみなさん、ありがとうございました!
また、次回、自由論考で、お会いしましょう!
ではでは。