いつの間にかはぐれてしまったと思っていました。
自分自身の物語の中に迷い込んで
青豆さんと天吾くんを見失ってしまったと。
でも、この『book3』では、
なんと2人がついておいでと
まるで手を差し伸べているような錯覚がありました。
振り返ることで、あいまいなものがより明確になり
不明瞭でただ恐れていたものに血が通う。
加わった牛河の章が、導いてくれました。
私がもっとも共感したのが、牛河だったからかもしれません。
この『book3』を読む前に読了した
百田尚樹さんの『モンスター』の影響もあるかもしれません。
この本の主人公のことをずっと心に留め置いていたので。
異形という描写がそう思わせたのか
家族愛の薄さに共鳴したのかわかりませんが。
『モンスター』の主人公には共感できなかったのですが、
牛河さんは、違っていました。
考えや感情に一つ一つ反応していくのです。
それはとても不思議な感覚でした。
でも、こうして思い返していると
共感したのは彼だけではありません。
‘タマル’にも‘老婦人’にも、
そしてもちろん‘青豆&天吾’にも。
そして物語にあった冷たさが、
ゆっくりと暖かな気配に包み込まれる・・・。
もしかしたら反対側の世界なのかもしれませんが
それでもきっと2人は一緒にやり遂げる。
つながれた手が、どうか離れませんよう・・・。。
自分自身の物語の中に迷い込んで
青豆さんと天吾くんを見失ってしまったと。
でも、この『book3』では、
なんと2人がついておいでと
まるで手を差し伸べているような錯覚がありました。
振り返ることで、あいまいなものがより明確になり
不明瞭でただ恐れていたものに血が通う。
加わった牛河の章が、導いてくれました。
私がもっとも共感したのが、牛河だったからかもしれません。
この『book3』を読む前に読了した
百田尚樹さんの『モンスター』の影響もあるかもしれません。
この本の主人公のことをずっと心に留め置いていたので。
異形という描写がそう思わせたのか
家族愛の薄さに共鳴したのかわかりませんが。
『モンスター』の主人公には共感できなかったのですが、
牛河さんは、違っていました。
考えや感情に一つ一つ反応していくのです。
それはとても不思議な感覚でした。
でも、こうして思い返していると
共感したのは彼だけではありません。
‘タマル’にも‘老婦人’にも、
そしてもちろん‘青豆&天吾’にも。
そして物語にあった冷たさが、
ゆっくりと暖かな気配に包み込まれる・・・。
もしかしたら反対側の世界なのかもしれませんが
それでもきっと2人は一緒にやり遂げる。
つながれた手が、どうか離れませんよう・・・。。