趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

『カッコウの卵は誰のもの』 東野圭吾

2010年05月20日 | 
やっと、図書館の予約本の順番が回ってきました~
相変わらずスゴイ人気です。
東野作品は、映画化もドラマ化も忙しい感じですが
この新刊も、映像化されそうな物語です。



カッコウという鳥は、
他の鳥の巣に卵を托して育てさせる習性があるそうです。
そういう意味で題名はとても意味深です。
色々な‘誰’かという問いや謎かけがあり
親子の結びつきとは、というものもあり
いつものようにとても読み易い文章で
どんどん読めてしまうのです。

この本を読んでいる最中に
‘出生前診断’という言葉を思い出しました。
本の内容には直接関わりは無いのですが
生まれてくる子どもがどのような才能を持っているかという問いと、
対極にあるものだと感じたので。

子育て中に‘才能’というものを考えた事があります。
人より秀でる、という感覚は魔物のよう。
その魔物に打ち勝つ孤高の人だけがたどり着ける世界。
わが子たち、平凡で良かったな・・・。。