趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

映画『RAILWAYS』

2010年05月27日 | 映画
『RAILWAYS~49歳で電車の運転士になった男の物語~』

先日、この映画の試写会招待に応募して、当たったので
仕事を早めに切り上げて、観てきました~
応募のはがきを書いている時、当たるのは49歳前後あたりの年齢かなぁ   
なんて思っていましたが、
会場に入ると、まさにそれらしき年代の
ごま塩頭ばかり^^;
笑ってしまいましたが、その中のひとり!!

映画は、監督の錦織良成さんのオリジナル脚本で、
阿部秀司さん率いる「ロボット」が制作した映画です。

物語は49歳で大手家電メーカーに務める筒井肇が主人公です。
典型的な仕事人間で、取締役昇進を控えたエリート 。
順風満帆な生活に見えるが、家族との会話は弾まない。
そんな時、故郷で一人暮らす母親が倒れたとの知らせが入る。
追い打ちをかけるように、入社同期の親友の事故死の知らせが。

久しぶりに帰省した故郷・島根で、主人公は、
仕事に追われ家族を気遣うことなくがむしゃらに走り続けてきた自分自身と
初めて向き合うこととなるのです。
日々を顧み、懐かしい品々を目にするうち、
彼は子供の頃の夢のことを思い出すのだ。

主人公の「筒井肇」役が中井貴一さん、
妻役が高島礼子さん、娘役が本仮屋ユイカさん、
主人公の母親役が奈良岡朋子さん。

年齢的に人生の折り返し地点なのかな。
ただがむしゃらに突っ走ってきて、ふと立ち止まる時
そこに何が見えるのか。
人生のおおよその見当がついてしまうからなのか、
まだやれる、と思える最後の時なのか
よくは分かりません。



主人公の肇役の中井貴一さん、笑顔が沁みます。
でも、願わくばもう少し夢を叶えるための苦労の様子が見たかったかな。
そうやって手に入れて欲しいという、願望かも。

肇の同僚の新人運転士「宮田大吾」役の三浦貴大さん、
三浦友和・山口百恵夫妻の次男坊だそうです。
この映画がデビュー作とのことでした。
なんだか親戚の子どもの成長を見守る気分で
ハラハラしながら観ている自分が可笑しかったです。。