『BOX!』、『風の中のマリア』が面白かった百田尚樹さんの最新作読みました~
本を手に取ると、その装丁と題名から何となく内容が推定されます。
マネキン人形の無機質な写真は、インパクトがあります。
想像される通り、主人公は整形手術で美しさを手に入れます。
題名から、整形前か後かいずれにしても
‘モンスター’と呼ばれるのだと、分かります。
不穏な話なのだな、と手に取った時躊躇してしまいました。
百田さんは、一つの事柄を詳細に調べることで
知りえた知識とご自身の興味との癒合の中から
物語を紡ぎだすのが上手いのだと思いました。
『BOX!』では、アマチュアボクシングを
『風の中のマリア』では、オオスズメバチの生態を
そして、本作『モンスター』では、美容整形を。
とりわけ顔の美醜の問題は、女性にとっては深刻です。
最近のプチ整形なるものの流行などは
美容整形というものの敷居が低くなってきた現れでしょう。
お隣韓国では、もっと気軽に整形手術が受けられるそうです。
読みながら、思春期には私も
あれこれ自分の顔にイチャモンつけていたことを思い出しました。
目がもう少しパッチリしていたら、とか
鼻筋がキレイに通っていたら、とか・・・。
髪の毛がどうとかとか、スタイルがどうとかとか・・・。
でも、そんなこと笑ってしまうほど
どうでもイイことになってしまいました。
それくらい年をとったと言うべきなのか、
そういう‘若さ’は一時のものだと知ってしまったからなのか
分かりませんが。
人が幸せを感じる瞬間は、本当に様々だと思います。
他の人にはどうでもイイことが
違う人にとっては重要であったり、大切なものであったり。
もしもそのような捉え方一つで変わってしまうモノに
囚われてしまう事で幸不幸が決まってしまうとしたら
あまりに、哀しい。
自分にかけた呪いが、一番コワイと実感する一冊でした。。
本を手に取ると、その装丁と題名から何となく内容が推定されます。
マネキン人形の無機質な写真は、インパクトがあります。
想像される通り、主人公は整形手術で美しさを手に入れます。
題名から、整形前か後かいずれにしても
‘モンスター’と呼ばれるのだと、分かります。
不穏な話なのだな、と手に取った時躊躇してしまいました。
百田さんは、一つの事柄を詳細に調べることで
知りえた知識とご自身の興味との癒合の中から
物語を紡ぎだすのが上手いのだと思いました。
『BOX!』では、アマチュアボクシングを
『風の中のマリア』では、オオスズメバチの生態を
そして、本作『モンスター』では、美容整形を。
とりわけ顔の美醜の問題は、女性にとっては深刻です。
最近のプチ整形なるものの流行などは
美容整形というものの敷居が低くなってきた現れでしょう。
お隣韓国では、もっと気軽に整形手術が受けられるそうです。
読みながら、思春期には私も
あれこれ自分の顔にイチャモンつけていたことを思い出しました。
目がもう少しパッチリしていたら、とか
鼻筋がキレイに通っていたら、とか・・・。
髪の毛がどうとかとか、スタイルがどうとかとか・・・。
でも、そんなこと笑ってしまうほど
どうでもイイことになってしまいました。
それくらい年をとったと言うべきなのか、
そういう‘若さ’は一時のものだと知ってしまったからなのか
分かりませんが。
人が幸せを感じる瞬間は、本当に様々だと思います。
他の人にはどうでもイイことが
違う人にとっては重要であったり、大切なものであったり。
もしもそのような捉え方一つで変わってしまうモノに
囚われてしまう事で幸不幸が決まってしまうとしたら
あまりに、哀しい。
自分にかけた呪いが、一番コワイと実感する一冊でした。。
百田さんの新刊、もう読まれたのですか。
いいなあ~
図書館で予約が多ければ購入しようと決めてましたら、4人目だったので大人しく待つことにしました。
なんとか来月中には読めたらいいんですけど~
百田さんの作品は、みんな分野が違って、それでいて全部面白いですよね。
『永遠の0(ゼロ)』未読でしたらお薦めします。戦争物ですがかなり感動しました。
…ああ、しかし、Pokeさんの「モンスター」の感想を拝見したら早く読みたくなりました。
タイミングよく図書館の新着本の予約が入れられて、なんと一番乗りでした!!
好きな作家の最新作を手に取る瞬間って、本当にわくわく高揚しますね~
でも、内容は予想通りとても暗いのです。その暗さにちょっと引いてしまうのですが、ぐいぐい読ませてしまうのがやはり百田さんです。
読了直後より、少し時間をおいた今の方が思う事が多いかな。
『永遠の0(ゼロ)』、未読です。是非読んでみたいです。。