趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

礼儀正しいということ

2008年07月11日 | つぶやき
近所に住む、息子の小学生からの友人に
初めて会った小学2年?3年?の頃から
とても礼儀正しい男の子がいました。

初めて我が家に遊びに来た時の
折り目正しい挨拶に
ひときわびっくりしたものです。
当時の息子たちといったら・・・
挨拶もそこそこに
ばたばたどたどたがやがやぼりぼりと
「こら~」
なんて私にしかられるなんて日常茶飯事でしたから。

他の友だち達とは異質な
大人な彼は、当然のように
先生や同級生の信頼を集め
常にクラスのリーダーとして
成長していきました。

私は心のどこかで疑いを持っていたのです。
彼のひときわ目立つ大人な自制心に。
素直な子どもらしさ、というものを
彼の中にも見出したかったのです。
そして、安心したかった。

でも、ついに見つけることはできませんでした。
偶然進んだ高校も同じで
彼の優しい大人しやかなお母様と一緒に
PTAの会合や卒業式などご一緒しました。
成長していく様子を垣間見ながら
なんら嫌な感じのしない
彼ら親子なのですが、
やはりどうしても最初に感じた
あの微妙な違和感は
ついに消え去ることはありませんでした。

一ついえることは、
高校も仲良くしていた息子でしたが
息子の大学受験あたりに
彼らは連絡を取り合わなくなりました。

「なんとなく楽しくないんだよね~」
疎遠になった理由を聞いた私に
う~んと考えて息子が言った言葉です。。