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映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」

2010年06月28日 | 映画
ムービープラスで放送したのを録画して観ました~
公開当時(2004年)観たかった覚えがあるのです。

エルネスト・ラファエル・ゲバラ・デ・ラ・セルナ(後の革命家チェ・ゲバラ)の
若き日の南米旅行記『チェ・ゲバラ モーターサイクル南米旅行日記』をもとに、
ロバート・レッドフォードとヴァルテル・サレスらによって映画化されました。

1952年、ブエノスアイレスに住む23歳の医大生エルネストは、
友人のアルベルト・グラナードと共に1台のバイク(ポデローサ号)にまたがり、
12,000キロの南米旅行へ出かける。
チリの最下層の鉱山労働者やペルーのハンセン病患者らと出会いなど、
途中巻き起こるさまざまな出来事を通して、南米社会の現実を思い知らされる。
後に革命家、キューバのゲリラ指導者となったチェ・ゲバラの
ひたむきで純粋な若き日々を描いたロードムービー。



ゲバラは喘息で苦しんでいたのですね~
それでもスポーツや旅に精を出し、とても積極的、行動的です。
喘息の発作と戦いながら、ラグビーに励む場面にびっくりしてしまいました!

でも、慎み深く物静かな好青年の横顔に
特別な情熱や熱情的なものは感じられないのです。
家族の愛に包まれて旅立つ場面など、
とても普通の医学生にしか見えません。
どちらかと言うと、共に旅立つ友人アルベルトの方が
よほど陽気で積極的で口八丁手八丁、世渡り上手です。

バイクがオンボロ過ぎて、笑ってしまいます。
ぬかるみに突っ込んだり、滑ったり転んだりの繰り返し。
快適に乗っている場面は少しで、後は押したり引いたり
運んでもらったり・・・。
こんな無謀な旅ができるのは、まさに若さの賜物ですね~
観ながら、今の若者達にバックパック背負って旅に出て欲しくなりました。
息子も今夏アメリカに旅行の予定のようですが
身軽に、行きたいところへと飛んで欲しいなと思っています。

旅の途中で出会う人々とのふれあいや起こる困難な出来事を通して
徐々に顔つきが、その表情が、口にする言葉が、変わってくるのです。
その、変化していく様子を丁寧に描いていて
とても良かったと思いました。。


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