井上荒野さんの新刊読みました~
井上さんも、このところ続けて本を出されていますね。
新作が出ると迷わず手に取ってしまう作家ですが、
一筋縄ではいかない、というか、
予定調和と対極をゆく、というか
毎回違う側面を見せてくれるのが楽しみであります。
帯に‘ストーカー’の文字が・・・。
井上さんで、ストーカーときたら、
不穏な雰囲気全開で、どろどろ泥沼を想像していたのです。
ですから、こわごわ手に取る、という感じでした。
確かに主人公の小夜子は、普通の主婦という感じだし、
取り立てるような特別感は無いのです。
夫婦仲も悪くなさそうだし、一人娘も思春期真っ只中で、
どこにも見られるような3人家族の平凡な生活なのです。
それが、どうしてストーカーへと突き進んでいくのか???
読みながら、これは決して特別な事ではないのだと感じていました。
最初の曲がり角、またいだハードルはけして高くはないから。
ふ~ん・・・・・・・。
長い物語ではないので、あっという間に読めてしまいますが、
お陰で何度も読み返してしまいました。
自分の中で、納得しない何かを探していたのです。
そして、ようやく見つけることができました。
寂しさ、というものを本当に自覚するというのは難しいのかもしれません。
「寂しい」と声に出す事ができる人間は、もしかしたら
小夜子よりも幸せなのかもしれないと、そんな風に思いました。。
井上さんも、このところ続けて本を出されていますね。
新作が出ると迷わず手に取ってしまう作家ですが、
一筋縄ではいかない、というか、
予定調和と対極をゆく、というか
毎回違う側面を見せてくれるのが楽しみであります。
帯に‘ストーカー’の文字が・・・。
井上さんで、ストーカーときたら、
不穏な雰囲気全開で、どろどろ泥沼を想像していたのです。
ですから、こわごわ手に取る、という感じでした。
確かに主人公の小夜子は、普通の主婦という感じだし、
取り立てるような特別感は無いのです。
夫婦仲も悪くなさそうだし、一人娘も思春期真っ只中で、
どこにも見られるような3人家族の平凡な生活なのです。
それが、どうしてストーカーへと突き進んでいくのか???
読みながら、これは決して特別な事ではないのだと感じていました。
最初の曲がり角、またいだハードルはけして高くはないから。
ふ~ん・・・・・・・。
長い物語ではないので、あっという間に読めてしまいますが、
お陰で何度も読み返してしまいました。
自分の中で、納得しない何かを探していたのです。
そして、ようやく見つけることができました。
寂しさ、というものを本当に自覚するというのは難しいのかもしれません。
「寂しい」と声に出す事ができる人間は、もしかしたら
小夜子よりも幸せなのかもしれないと、そんな風に思いました。。