わりと早くに購入していた内田先生の本ですが、
図書館の予約本に埋もれていました~
この本、ソフトカバーで手に取った感じがしっくりくるので好きです。
内田先生の本は、こういった装丁が多い気がしますね。
表紙は、南伸坊さん。
とてもシンプル極まりなくて、とてもらしい、です。
内田ファンには馴染みでも、‘呪い’のフレーズは強烈ですもの。
とりわけ、‘呪い’関係はとても興味深くて、
すぐにでも読みたいと思っていました。
実はこの本と一緒に買った本もまだ読めていないのです。
読みたくて読みたくて、しょうがない本なのに・・・。
図書館の本との兼ね合いが、難しいです。
今年は少し読み方を考え直そうかな、なんて思ったりしています。
さて、この『呪いの時代』は、
内田先生の呪い集大成という印象を持ちました。
今までより、よりその間口を広げて
あらゆる角度や場面においての‘呪詛’というものの正体を探る・・・。
ああ、もっともっと身近であちこちに見られるものだったのだ、と
愕然としました。
そして、こんな風に紐解いてもらわないと、
とてもとても分かりずらいものなのだという事が、分かった次第。
まだまだ理解するまで時間がかかりそうです。
一つ、心に留めたいことは、
自分を割る、分割するということ。
この部分に、最も共感して、なんて上手い表現なんだと思ってしまいました。
そう、どこか一片に共感する部分が見つかればうまくやれると思います。
自分以外の人と折り合いをつけていくという方法ですね。
自分のダメ子な所も含めて、自分を受け入れてやる・・・。
くれぐれも自分自身に呪いをかけてはいけないと、心に誓いました。。