新聞や書評記事で話題となっていた、高野和明さんの『ジェノサイド』
読みました~
実は、昨年末になってやっと図書館の予約の順番が来たのです。
貸し出し期間はお休みが入るので、少し長いのですが、
年末年始は何かと忙しくて、読めるかなぁと心配でした。
でも、そんな心配は杞憂でした。
物語の壮大さに、ストーリーの面白さに、すぐに惹き込まれてしまったのです。
ただ、読み進めるのに少し時間がかかりました。
何故なら、生物の進化論や創薬化学の記載がとても専門的で
丁寧に読まないと、なかなか理解できなかったのです。
それでも、それを苦にしないほど、物語のスケールが大きく、
身近なところで、あるいは世界の彼方で、
本当に起こっている様な、本当に起きた事件のように感じてしまうほど
リアリティに満ちています。
物語の舞台は、日本、アメリカ、コンゴ。
それぞれの地で、同時軸に計画は進む・・・ある大きな目的のために。
物事の背後には、また違う様相が見え隠れしたり、
大事な意思決定の原動力が、一個人のエゴであったり、
ダークサイドに落ち込みそうな気配の中で、
懸命に生きる人々を、描いて見せてくれるのです。
ただ、描かれるジェノサイドの描写は、読むのがとても苦しかったです。
それが追い詰められた人間の姿なのだとしても、
あまりに哀し過ぎるものでした。
読み終わったときに、とても疲れていました。
何故なら、この壮大な物語の中に、大切なものがたくさん詰まっていたから。
どこにスポットをあてるかによって
物語の見え方や、様相が違って見え、いくつもの事を考えてしまいました。
もう少し時間が経てば、考えがまとまるかもしれないと思いました。。
読みました~
実は、昨年末になってやっと図書館の予約の順番が来たのです。
貸し出し期間はお休みが入るので、少し長いのですが、
年末年始は何かと忙しくて、読めるかなぁと心配でした。
でも、そんな心配は杞憂でした。
物語の壮大さに、ストーリーの面白さに、すぐに惹き込まれてしまったのです。
ただ、読み進めるのに少し時間がかかりました。
何故なら、生物の進化論や創薬化学の記載がとても専門的で
丁寧に読まないと、なかなか理解できなかったのです。
それでも、それを苦にしないほど、物語のスケールが大きく、
身近なところで、あるいは世界の彼方で、
本当に起こっている様な、本当に起きた事件のように感じてしまうほど
リアリティに満ちています。
物語の舞台は、日本、アメリカ、コンゴ。
それぞれの地で、同時軸に計画は進む・・・ある大きな目的のために。
物事の背後には、また違う様相が見え隠れしたり、
大事な意思決定の原動力が、一個人のエゴであったり、
ダークサイドに落ち込みそうな気配の中で、
懸命に生きる人々を、描いて見せてくれるのです。
ただ、描かれるジェノサイドの描写は、読むのがとても苦しかったです。
それが追い詰められた人間の姿なのだとしても、
あまりに哀し過ぎるものでした。
読み終わったときに、とても疲れていました。
何故なら、この壮大な物語の中に、大切なものがたくさん詰まっていたから。
どこにスポットをあてるかによって
物語の見え方や、様相が違って見え、いくつもの事を考えてしまいました。
もう少し時間が経てば、考えがまとまるかもしれないと思いました。。