負の連鎖

ドラマ『Mother』を観ながら考えてしまいました。
怜南ちゃんママの、ママになったばかりの頃から
どうしてこのような状況に陥ったかを描いていました。

一緒に観ていた夫くんが、
思わず「全く違う人みたいだな」とつぶやいた通り、
怜南ちゃんママの思惑とは違う方向に
その生活は、どんどんどんどん転がり落ちていくのです。
観ていて、怖いな、と思いました。

分かれ道は、ほんの小さなきっかけであったり
わずかな分岐に見えたり
それこそ、良かれと思う気持ちだったかもしれないのに。
何とか独りで頑張りたいと、思っていただけなのに。

でも、一度悪い方向に向かってしまうと
もとに戻るのは至難のこと。
もっと悪いことに、負の連鎖にはまり込んでしまう・・・。
そこから逃れるには、どうすればいいのか。
彼女は、どうすれば自分の娘と幸せに暮らせたのか・・・。

怜南の母親道木仁美を演じる、尾野真千子さんがいいです。
どうしていいのか分からない不安定な気持ちを
揺れる母性を、熱演しています。

怜南ちゃんを諦め、室蘭に帰ってそして忍び寄る警察の影・・・。
さて、この後どうなったいくのか、
物語はクライマックスへ。。