趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

映画「レッドクリフ partⅡ」

2009年04月20日 | 映画
公開を楽しみにしていた
「レッドクリフ partⅡ」を観て来ました。
前作「partⅠ」では
赤壁の戦いの前におあずけでしたので。

やはり、周瑜の トニー・レオン と
諸葛孔明の金城武が良かったです。
トニー・レオンというとなんとなく
優しげなイメージが強いのですが
強さを内に秘めた真の知将という感じが
前面に出ていてステキでした。

金城武も多くを観ていないのですが
知にあふれ、才の立つ諸葛孔明を
魅力的に演じていると思いました。
三日で10万本の矢を調達するという奇策は圧巻です。

心に残ったのが周瑜と小喬の夫婦愛です。
何をするわけではなくても
お互いがお互いを心底思い合う仕草が
何気ない所作の中に感じられて
‘あ~普段まったく忘れてしまっている感覚だよな~’と
ちょっぴり反省してしまいました。

ただ、肝心の赤壁の戦いシーンは
どうしても『ロード・オブ・ザ・リング』の
ヘルム峡谷の戦いを思い出してしまい
『ロード・オブ・ザ・リング』の大ファンの私には
少し抵抗がありました。

戦争のむごさに目をそむけず
そうして歴史を作り上げてきたことを知ることが
きっと、平和を考えていく大切なことなのだと思います。
でも、同じ人間同士の殺し合いは
本当に胸が苦しくなります。
戦い後の周瑜の言葉が、胸に沁みます。

男装して敵軍に潜入する尚香の描き方が
少し心残りでした。
‘声をかけてはいけないよ’
画面に向かって思わずつぶやいてしまいました。。