読書の秋!
今読んでいる本は「また、桜の国で」須賀しのぶ著。
現在進行形なので、満足な感想は書けませんが、とても引き込まれ夢中で読んでいます。
1938年、外務書記生としてワルシャワのポーランド日本大使館に赴任した棚倉慎。
ロシア人の父と日本人の母を持つ彼は、出目や容姿から悩み躓きながらも、
外交を通して真の日本人魂を持つ青年へと成長していく。
ポーランドと言えば、思い浮かぶのはドイツヒットラーによるユダヤ人迫害の史実。
しかしこの本を通して、日本とポーランドがここまで深い絆でむすばれていたとは知らなかった。
日本人、ユダヤ人、ポーランド人、3人の若者の国籍を越えた友情に、読んでいて胸が熱くなる。
とても分厚い本(図書館本)に最初は躊躇いしり込み、これはとても最後まで読み切れないと思った。
持ち歩くにも重い。そこで思い出したのが、Kindle!
最初はかなりの本をKindleで読んでいたが、そのうち知らず知らずのうちに紙の書籍に戻っていた。
が、こういう本こそKindleで読めば楽と思い、購入、ダウンロードした。
単行本の半額で買える安さ。字の大きさも調節でき、Kindleの良さに改めて感じた。
80%近く読み終えたところで、私にとって想定外のことが発覚する。
想像力の逞しい読者は察知できたかもしれまいけれど、そうだったの?と鈍い私はドキッとした。
それからまだ先は読んでいない。これからが本当に面白いのかもしれない。
寝る間も惜しんで読みたい本の一冊。非常に読み応えのある一冊だと思う。
須賀しのぶさんは上智大学で史学、それも確か近代西洋史が専門であったと思う(不確かです)。
それだけに彼女の作品はヨーロッパが舞台の作品が多い。
初めて彼女の作品を読んだのが「革命前夜」。
歴史と音楽を要り交ぜたスリリングな東西ドイツのまさに革命前夜。その折の感想は下記。
次に読んだのが「神の棘」
そして「荒城に白百合ありて」。日本版「ロミオとジュリエット」薩摩藩士と会津藩士の娘の恋。
こちらは読後感を書いたつもりがどこにもその記述がなく、残念。
須賀しのぶ!あまり知られていない女流作家と思うが、歴史に興味のある方にはお勧めの作家です。
多分今日中には読了するであろう「また、桜の国で」、こも題名のように美しく終わることを願っている。
ブログを見て心が動きました。
読んでみようかな?
500ページに及ぶハードカバーの長編。あっという間に読み終えてしまいました。
是非是非ちゃぐママさんにも読んでいただきたいです。
ある意味私は「革命前夜」より感動しました。
特にラストは涙なしには読めませんでしたよ。
平和な世の中の今(コロナ禍なんてたいしたことありません)、ひとりでも多くの人に読んでほしい傑作だと思います。
ちゃぐママさんの読後感アップ、楽しみにしております。
須賀しのぶはたくさんの賞をもらっている実力派ですね。
日本人、ユダヤ人、ポーランド人の友情。
ちょっとわかるような気もしています。
杉浦千畝とユダヤ人の関係。
そして先日読んでいた大石芳野『「夜と霧を越えて」』でユダヤ人とポーランド人のこと。
昨日内容をしっかり把握してなかったですがテレビでポーランドが親日国という話と私の中で結びついて、この小説、面白いのではと思いました。
限られた残りの日々、読める本が限られ、人様の感想で読んだ気になって。でも結末だけは自分で読まないとですね。
「夜と霧を越えて」とは違い、こちらはあくまでも小説ですが、
あの当時のポーランド、ユダヤ人の過酷な現実はよく分かります。
私はドイツで5年半生活した経験があり、大好きな国ですし、第二の故郷と思っているくらいですが、
さすがにヒットラーは許せませんし、こういった小説を読むたびに、あの知的なドイツ人がなぜ?なぜ?と複雑な気持ちになるのですよ。
tonaさんは社会福祉法人福田会というのをご存知ですか?
現在は児童養護施設、知的障害児施設、高齢者施設などを運営する社会福祉法人ですが、
実はこの福田会が第二次世界大戦前、シベリアに置き去りにされたポーランドの孤児数百人を受け入れ救ったのだそうです。
そして杉原千畝のユダヤ人ポーランド人救出もありますよね。
そんなことでポーランドは日本に恩を感じ、親日国となっているようです。
私たちの知らない事、まだまだいっぱいありますね。
読書をすることで知る世界!これから頑張っていろいろな本を読もうと思います。
そしてポーランドが親日国だという事も。
感動に心が震えるとの感想に惹かれました。
是非読んでみたいと思います。
こんにちは~
いつも奥深い内容の本を読まれてますね。私は簡単な本ばかりで。
Kindleも便利そうですね。
先日のブログでためしてガッテンのお赤飯と五目おこわが簡単そうで美味しそうだったので作りました。とても美味しく出来ました。ご紹介ありがとうございました。
「ポーランド難民孤児救出」に関してはその孤児の救援要請を受けた日本政府は日本赤十字社や軍を動員して大々的に救出活動を行ったということを聞いていましたが、国内で手厚く保護したのち送り届けたのがこの福田会であったわけですね。
ドイツに5年半もいらしたのですか。それは凄い!お土産話を伺いたいくらいですね。
ベルリンの壁が崩壊、東西ドイツの統合に奔走し、振り回される音大生たちを描いた小説でした。
私がドイツから帰国して数年後に起こった東西ドイツ統合。
大変関心がありましたので、飛びついて読みました。
とても心に残るストーリーで、それ以来彼女の作品を好んで読むようになりました。
どの作品もシビアーで内容が少し重たく、考えさせられう物ばかり。
須賀しのぶは社会派作家と言えるでしょうか。
是非1冊読んでみてください。どの作品も長編で内容が内容だけに少し時間がかかりますが、
この「また、桜の国で」は一気に読めました。
>いつも奥深い内容の本を読まれてますね。私は簡単な本ばかりで。
いえいえ、私も本当は癒し系の優しい本が好きなんです。
でも時々、こういったシビアーな本も読みたくなります。
彼女の作品は長編が多くて、内容も重ければ、本自体も重い。持ち歩くに不便です。
Kindleはとても重宝しますよ。読みたい本が数秒でダウンロードできますから。
ブログ拝見しました。お赤飯、五目おこわ、作られたのですね。
何となく面倒と思っていたお赤飯が20分で簡単にできるなんて、驚きですよね。それも美味しい!
これからは手軽におこわ、お赤飯ができて嬉しいです。
ポーランド孤児救援の話はご存知だったのですね。
恥ずかしながら、私はその史実も今回この小説を読んで初めて知りました。
主人公棚倉慎が子供の頃日本で出会ったポーランド孤児とポーランドで再会。感動のストーリーになっています。
これ以上は言えませんね、ネタバレになってしまいますから(苦笑)。
ドイツは40数年前、東西統一前の西ドイツに夫の赴任に伴って、家族で5年半過ごしました。
いろいろ思い出があり、ドイツにまつわる本にはつい手が出ます。
聖心女子大学の寮に入ってる時にバブル日本に仕事で来ているドイツ人と知り合いになって。
まさか親族にドイツ人が加わるとは夢にも思っていませんでした。
ハイジの娘は【話のネタ】になるといいます。日本と違って姪の息子も娘も学校の休みが多くて長い。
コロナ禍になる前はスキーはスイスのホテルに毎週泊 アブダビのホテルに年に4回は長期休養 日本にも4回くらいは帰省等。習い事も乗馬 ピアノ エトセトラ。姪の息子が【今は大きくなっています。】サッカー始めたときバイエルンミュウヘンキッズに入り姪の婿はサッカーしたこともないのに父兄代表をバイエルンミュウヘンから頼まれました。
サッカーは続けていますがバイエルンミュウヘンの選手には・・・・・無理。ギムナジウムに姪の息子も娘も行っています。
花水木さんもドイツに暮らして如何でしたか。
ハイジさんの姪御さんのお相手はドイツ人!きっと素敵な方なのでしょうね。
私、渡独直後、ドイツ人の男性が全てかっこよく見えて困りました(笑)。
そうですね、ドイツではウアラウプと言い、特に夏休みが長いです。
それも州ごとに少しづつずらすというやり方。よって混雑も緩和され優れた制度だと思いました。
夏はドイツ人、民族大移動です(笑)。
ミュンヘンはスイス、オーストリアにも近くていいですね。
私の住んでいたところはデュッセルドルフ、日本人も多く住みやす所でした。
私のとって第二の故郷と言えるかもしれません。