先日父のすぐ下の妹である叔母が98歳で亡くなりました。
最後まで生き生きと明るく前向きで自立、介護が必要となったのは最後の1~2カ月であったと聞いています。
無沙汰を詫び、お通夜、お葬式とお別れをさせていただきました。
決して順風満帆とは言えなかった98年間、いろいろ辛い思いもなさいました。
でもそれら全てを糧にし、様々なことに関心を持ち、ウイットに富んだお話し好きで、皆に愛され、
叔母の周囲にはいつも笑いが絶えなかったことと思います。
叔母は「婦人之友」友の会の会員で、最後まで家計簿もちゃんとつけ、多くのお仲間に慕われていました。
それゆえ高齢でありながらもたくさんの方々に惜しまれあの世に旅立ちました。
弔辞を述べられたお友達、後輩の方々のお別れの言葉に、改めて叔母の懐の深さを知り、胸が詰まりました。
私も叔母のような姿勢でこれからも余生を歩んでいければと思っています。
それを思うと返す返すもっとお話をし、いろいろ教えて頂きたかったと悔やまれてなりません。
どうぞ安らかにお休みください、叔母様!
今愛用している婦人之友の家計簿もこの叔母から勧められたものです。
私が初めて「婦人之友」雑誌を知ったのは、結婚に際してある先輩からお祝いとして
1年間の定期購読をプレゼントしていただいた時からだと思います。
とても質実剛健な堅い雑誌というイメージでした。いつの間にか読まなくなりました。
30数年前本格的に家計簿をつけ始めてからは、定期的ではありませんが、時々買って購読。
一時は「家計簿をつけ通す同盟」にも加入し、毎月我が家の収支を報告、データー集計に役立てていただきました。
その頃は子供も成長期で教育費も食費も住居費も、何から何まで出ていくお金ばかり。
「家計簿をつけ通す同盟」に加入したお陰で、家計簿記帳が習慣化し、現在まで続いているのだと思います。
その頃は一般的な羽仁もと子案の家計簿、子供たちが独立してからは高年生活者の家計簿、そして現在はPC家計簿です。
また毎年末に開かれる家事家計講習会にも時々参加し、毎日の家事、暮らしのヒントを得たりもしていました。
叔母もきっとこのような場で活動していらしたのでしょう。
昨日叔母を偲んで、久しぶりにこの雑誌を買ってみました。私の年齢向きは隔月で刊行される「明日の友」です。
さすが!内容は充実!とても読み甲斐があり、役に立つ情報満載です。
以下は昨年のある地域の家事家計講習会で紹介された、40年あまり前に作成されたこれからのシニア12か条!
すごい!40年前ですよ~。こんなシニアーでありたいと思います。
叔母の姿と重なります。
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簡素、清潔、身ぎれいに。
自分のことは自分で。
ささやかでも独立経済。
ぐちは言わずに、愚痴の聞き役。
出来ないこと してほしいことははっきり言う。
意見は言っても押し付けない。
経験の多いことを自慢しない、記憶はいつも正しいとは限らない。
物忘れを悲しまず、笑って済ませる度量がほしい。
淋しくとも ひとの邪魔をしない。
ピンチヒッターは喜んで。
次代の成長の励まし役に。
愛情は育てあうものと知ろう。