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世界に一つだけの姥花日記

貴方は貴方らしく私は私らしく、世界にただ一つだけのきれいな花を一生懸命咲かせましょう。
シニア主婦の平凡な日記です。

ザルツカンマーグート・トレイル旅行記~その7

2019年09月23日 | 海外旅行

ワールドカップラグビーが始まり、今まで全く興味のなかったラグビーというスポーツに嵌りかけています。

まだまだ分からないことだらけですが、それでも試合を観て解説を聞いていると、

徐々にルールもわかったきて、なんと面白いこと!毎日ラグビーTV観戦に忙しいです。

最近の私はスポーツ観戦が趣味のひとつと言えるかもしれません。

<ニュージーランド  オールブラック>


さて旅行記の続きを綴ります。

8月26日(月) 5日目のハイキング

いままでいくつの湖が登場したことでしょう。

私自身、その位置関係がいまひとつ理解できていないのですから、読者の皆様に分かるわけがありませんよね。

「地球の歩き方」に比較的分かりやすい地図がありましたのでここに載せておきます。

2日目、3日目はヴォルフガンク湖周辺を、4日目はハルシュタット湖周辺を、

そして5日目は地図上では上部のアッター湖の周辺をハイキング。

 

アッター湖畔はあの偉大な作曲家グスタフ・マーラーが大変お気に入りで、

好んでこの地で作曲に勤しんだそうです。

私たちはハイキングツアー。湖畔でのんびりたたずむこともなく、

専用車でステルン・ガーベルグ(860m)まで行き、のどかな風景を見ながらアッター湖目指して歩きます。

前半はこんな景色。のんびりとサウンドオフミュージックの歌を口ずさみながらルンルン気分。

見張り小屋のようです。誰かが登りたいと希望しましたが、止められました。

個人の持ち物ということで。

そういえばつい気分がよく、自由自在に飛び跳ねるように歩いていたら、

やはり個人の牧草地ですので決められた道を歩いてくださいと現地ガイドに注意されました。

しかし後半、突然道が悪くなり、日本の山道のよう。

それも細い粘土質のぬかるんだ道で私の最も苦手とする下り。

ここで面白い話があります。

参加者のうち幾人かの方はスポーツ用スニーカーに近いシューズでした。

現地ガイドがそういう靴ではダメだと注意。そして責任が持てないと。

でも皆さん、しっかりした足取りでスタスタと歩いていらっしゃいましたよ。

そんな中で申し分のない立派なハイカットの山靴をはいて歩いている私が、

見事にツルリと滑り、尻もちをついてしまったのです。

確かに靴は大事です!でもそれよりも歩き方がもっと大事。そう痛感した出来事でした。

というわけでその間の写真はありません。

アッター湖と町が見えてきました。ほっとした私。もちろんどこも痛みはなく、ズボンが汚れただけ。

街中で転ぶと怪我をする私ですが、山道で転ぶのは慣れていますから。上手いんです(苦笑)。

湖畔のレストランでランチをとり、午後からはラングバート湖へ。湖一周のハイキングです。

このラングバート湖はアッター湖とトラウン湖の丁度中間に位置し、とても静かな山の湖です。

知る人ぞ知るの湖なのでしょう。湖面は穏やかで透明、その美しさは言葉では言い尽くせません。

特にHinterer Langbathsee(後ろラングバート湖)ではひとっこ一人会わず、それはそれは神秘的な湖でした。

前ランドバート湖

後ろランドバート湖

日本ではどこを調べても紹介されていない湖。とても強く印象に残った湖でした。


ホテルへの帰路、トラウン湖に突き出すように建つ美しいお城「オルト城」に寄りました。

909年の文献に初めて登場するお城、ザルツカンマーグートの中で最も古いお城だそうです。

夕方だったため、建物の中には入れませんでしたが、観るだけで十分満足のいく美しいお城でした。

今は結婚式場として人気があるとのこと。


この日もよく歩きました。3万歩に近かったです。

 



 


 


 

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ハルシュタット~ザルツカンマーグートトレイル その6

2019年09月17日 | 海外旅行

ようやく旅紀行も中日。4日目の後半です。

このシリーズもやや息切れ状態で、早く終わらせたいと思うのですが・・・・。

今までの流れから自分のための思い出としてどうしても書き留めておきたい。

どうぞもうしばらくお付き合いください。

できるだけ簡単に、簡単に!画像中心でまいります。


船上から眺めたハルシュタットの街


8月25日午後はロープウェイを乗り継ぎ、再び山麓駅へ。

着後、路線バスを利用して、世界遺産に登録されているハルシュタットの街を散策しました。

この一帯は「ザルツカンマーグート地方のハルシュタットとダッハシュタインの文化的景観」として、

1997年、ユネスコ世界遺産に登録されました。

下部が石造り、上部が木造りがこの地方の建築の特徴だそうです。

また家々の窓に飾られたお花の美しいこと!


Hall(ハル)はケルト語で「塩」、Statt(シュタット)はドイツ語で場所、町の意味。

町の名前の通り、ハルシュタットは先史時代から塩の交易により栄えた街です。

美しいマルクト広場


現在でも世界最古の塩坑が残っており、今でも操業中とのこと。見学も可能です。

バスの降車ステーション 町の入り口にはこんな石像が。塩を運ぶ人夫の像です。


ちなみにザルツブルグのザルツもザルツカンマーグートのザルツもドイツ語Salz「塩」という意味です。

当然思いお土産も塩(Salz)!

ここで多少の自由時間がありましたので私もお土産用の「塩」をゲット。

 

ハルシュタットは世界で最も美しい湖畔の町のひとつとして知られていますが、その風景はその評判に違わず、

湖と山の斜面に並ぶ家々、美しい教会の尖塔、メルヘンの世界、おとぎの国の町のような可愛さでした。

オーストリにはハプスブルグイエローというのだそうですが、黄色い壁が多かったです。

その色もとても落ち着いたイエローで町の景観にマッチしています。

傾斜地に張り出すように建てられた住居。日本人はこういった建築物を見ると、

すぐに地震でも来たら大変と想像してしまいます(苦笑)。

この日はハルシュタットの街からハルシュタット湖を渡し船でハルシュタット鉄道駅へ。

そこからローカル線でトラウンゼー湖畔のトラウンキルヒェまで公共の電車。

そしてまたそこから渡し船で対岸のホテルまで。

いろいろな公共交通機関を経験し、専用車とは違う楽しさを味わいました。

 

 

トラウンゼーはザルツカンマーグートの中で最も広い湖で、深さも一番だそうです。

トラウンゼー湖畔のHotel Hois'n Wirt(ホイスン・ヴィルト)

2日間の連泊です。とても心地よいホテルでした。

 

 


 

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ザルツカンマーグート・トレールとサウンド・オブ・ミュージックを巡る旅~その5

2019年09月15日 | 海外旅行

急に涼しくなり、この気温の変化に身体が付いていけません。

相変わらずかったるい日々が続いていますが、感動のうすれないうちに、頑張って旅の続きを綴ります。

4日目 8月25日(日)前半(午前中)

オーバートラウンの町からロープウェイのDachstein Krippenstein-Seilbahn(白線)で

クリッペンシュタイン(2108m)まで行き、前日は山小屋に宿泊しました。

そして4日目午前中はまだあまりハイキング客の少ないうちにFive Fingers という展望台へ、

そしてその後ダッハシュタイン山塊の絶景を眺めながら近辺のハイキング!

早朝の山小屋とダッハシュタイン山塊

中央の岩山がダッハシュタイン山塊の最高峰ホーエ・ダッハシュタイン(2995m)。望遠で。

左下の町が午後訪れる世界遺産の町、ハルシュタット、そしてハルシュタット湖。

岩壁の上につくられたFive Five Fingers 展望台。

その名の通りせり出した展望所が5本の指のように分かれています。

5本の指の中で最も特徴的なのが、一番左側の指!絵画の縁のような枠が設置され、

裏側に回り込み、ちょっぴりユニークな写真が撮れます。少々怖い!高所恐怖症の人には無理。

夫と勇気を出して、はい、ポーズ!でも改めてこの画像を見ると足がすくみます。


こちらはツアーリダーがアルバムにして送ってくださった中の1枚。

ツアー仲間で5本指でバンザ~イ!楽しそうでしょう?素敵なメンバーでした。

皆さん、お世話になりました。ありがとうございます。

ここのハイキング道は至る所、可愛い高山植物がたくさん咲いていて、写真を撮るのが忙しかった(笑)。

一部ですがご紹介します。

 

左から時計回りに、リンドウ?・ワスレナグサ・ハンニチバナ?・?・

ウメバチソウ・マツムシソウ・シラタマソウ・ホタルブクロ

 

左の画像、赤い花はアルペンローゼか?右、トリカブト


 

いつもお読みいただきありがとうございます。                             

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ザルツカンマーグート・トレールとサウンド・オブ・ミュージックを巡る旅~その4

2019年09月11日 | 海外旅行

先日の台風の影響で千葉県では特に内房側の地域でいまだに停電が続いています。

この蒸し暑さで冷蔵庫もエアコンも使えず、また断水もあり、身体を拭くこともできず、

本当にお気の毒としかいいようがありません。

何もすることもできない私たちは、どうかもう少しの我慢、頑張ってくださいとしか言いようがありません。

一日も早いインフラの復旧を願ってやみません。


                

ハイキングの旅の続きを綴ります。

8月24日3日目の後半です。

シャーフベルクから再びサンクトウォルフガンクの町に降り、さらに2時間午後のハイキング。

町からシュワルツェン湖(shwarzen See)まで緩やかな200mの上りです。

この湖は日本人には全くマイナーな湖でおそらく日本人が訪れるのは初めてではないかしら?

が、シュワルツェン湖は標高710mの湖でハイキング道とは別に、車道もあり、

車や自転車でも手軽に上がることができます。

湖畔は家族連れも多く、キャンピングカーも停まっいて、とても賑わっていました。

地元民には人気のリゾート地なのかもしれません。

シュワルツェン(shwarz)とはドイツ語で「黒い」という意味。別に湖面が黒いわけではありません。

折角ですから勉強したお粗末なドイツ語で勇気を出してガイドに尋ねると、

周囲を濃い緑や岩肌の覆われ、谷間の湖で湖面が黒っぽく見えることからその名がつけられたとか。

私の語学力不足で聞き違えていたらごめんなさい

ハイキング道は特に変化のある道ではありませんでしたが、とても嬉しかったことがあります。

 

それは野生の原種シクラメンの群生地とも言っていいほど可愛いシクラメンが道端にいっぱい!

最初はシクラメンとは分からなかったのですが、ある方が葉っぱが間違いなくシクラメンよねと。

特にガイドから説明があっとわけではありませんが、花好きの女性参加者はみんなテンション上がりました。

残念ながら写真はこの1枚しかありません。

園芸種のシクラメンより全てが小さめで、可愛いです。

こちらの花は?ですが、やはり沢山咲いていました。


さて再びシュワルツェン湖の駐車場から専用バスに乗り込み(約1時間)、

今日の最終目的地クリッペンシュタインへ向かうロープウェイの山麓駅へ。

クリッペンシュタインは世界遺産ハルシュタットの南にあり、

氷河を抱いて聳える石灰岩の山、ダッハシュタイン山塊を望む展望地です。

この日はふたつのロープウェイを乗り継ぎ、山上駅のすぐそば建つ山小屋宿泊です(2050m)。

海外で本格的な山小屋に泊まるのは初めてです

<ロッジアムクリッペンシュタイン> 

とても清潔な山小屋で、女性は2段ベッド10人部屋。まるで合宿をているようで楽しい一夜でした。

 

突き当り、ドアの開いている部屋が私たちの女性部屋とその内部

 

左が私の寝床、そして右の写真は洗面所とシャワー室。とてもきれいです。

日本の山小屋は涸沢と上高地横尾(この2か所はツアーでしたので大部屋)、

尾瀬、御嶽山二の池山荘はシーズンオフであったため、夫婦で一部屋専有できました。

海外は日本の山小屋と比較するとなにもか快適な感じがしたのですが、山慣れた皆さんどうでしょうか。

眠れるかしら?なんて心配は不要、バタンキュー、ぐっすり眠り爽やかな翌朝を迎えました。

翌日8月25日 4日目は次回に。

 




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ザルツカンマーグート・トレールとサウンド・オブ・ミュージックを巡る旅~その3

2019年09月09日 | 海外旅行

 

第3日目 8月24日(土)

この日は午前中眼下にウォルフガンク湖を望みながら、登山駅の中間駅(1380m)までのハイキング。

約400mの下りの歩きです。

見事な雲海と昇る朝陽!早朝の散歩に出かけました。

崖の先端に山小屋があります。下からは大きなザックを背負った若者が登ってきていました。

縦走しているのでしょうか。

少しづつ雲が切れ周囲の山々、そして眼下に湖が見えてきました。

 

8時半、朝の出発前のミーティング。登山電車の山頂駅はまだ人影もありません。

ここから登山電車の中間駅シャーフベルグアルペ(1380m)まで下りのハイキング。

もう言葉では表現できない素晴らしい眺めと美味しい空気。

牛が草を喰むアルムを、時折すれ違う赤い登山電車に手を振りながらぐんぐん高度を下げていきます。

この登山電車は1893年に完成されたヨーロッパでも歴史あるアプト式の登山電車です。

ヨーロッパンの山々はどこも公共交通機関が発達し、手軽に迫力ある展望を満喫できるのは羨ましい限りです。

もうすぐ中間駅!青い屋根が駅舎です。

シャーフベルクアルペ駅

ここから登山電車に乗り、サンクトウォルフガンクの町まで約20分。まるでメルヘンの世界です。

今から40年前子供たちもこの電車に乗って山を下りたのだと思い感慨深いものがありました。

午後はまた別の湖(シュワルツェン湖)までハイキング。

午後からの様子はまた次回に。


                

昨夜関東を襲った台風15号、朝方まで狂ったように吹き荒れ本当に怖かったです。

鉄筋コンクリート構造のマンション暮らしの私ですら、その怖さに眠れず、早く去ってくれと祈っていました。

戸建てにお住いの皆様はどんなお気持ちだったでしょう。

何故か「来る来る」と言われながら不思議と首都圏を避けて通って行ったしまっていた今までの台風。

今回は予報に嘘はなく直撃でしたね。予報をなめてかかってはいけないと反省しました。

もし被害に遭われた方がいらっしゃいましたら、お見舞い申し上げます。




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