風になれたら

SUZUKI Bandit1250Sに乗って風になり
中島みゆきや渡辺美里を聴いて風になり
山を歩いて風になる

30年ぶりの富士登山

2015-08-12 | 徒歩の旅

8/3(火) - 8/4(水) 晴れ

奥多摩三連荘はこの日のためのトレーニングを兼ねていたのだ。

新宿から高速バスで五合目の富士吉田口に着いた。時刻は12:40ぐらい。

おおっ!外国からの観光客が多い。次々とバスでやってくる。

ここから見る富士山は遠くから見るのと大分違う。

よし、登ろう。その前に昼ご飯だ。久しぶりに不味いラーメンを食べてがっくりした。

登山口で富士山保全協力金を払った。任意なので払わない人が多いようだが、国立公園や世界遺産を税金だけで賄うのはこれからの時代に合っていないと思うのだ。 

今日の宿泊は七号目の鎌岩館と言う山小屋だ。思ったよりも近く3時すぎに着いてしまった。

チェックインして荷物を置いて少し上まで行ってみた。さらに上を眺めると人の列ができている。

山小屋に戻って夕飯前にビールを飲んだ。眼下に山中湖。至福の時だ。

コンビニでつまみを買ってきて正解であった。

夕飯はハンバーグ定食だ。ごはんもがっつり食べた。

やることもないので寝床で寝転がっていたらビール2本なのに急に酔いが回ってきたので7時頃そのまま寝てしまった。

9時ぐらいにがやがやと音がしたので目が覚めたら眠れなくなってしまったので、中島みゆきのアルバム「問題集」、渡辺美里「オーディナリー・ライフ」を聴いた。次はMISIAだなと考えていたら眠ってしまった。

 

4時頃起きる人が増えてきたので、予定より早めに出発することにする。

少し登ったら太陽が昇ってきた。

ランチパックとクリーム玄米ブランの朝ごはんを食べる。太陽が昇ると道志方面の山々が浮かび上がってくる。

9時に山頂に到着した。

少し休憩してお鉢巡りをした。これが本当の山頂、剣ヶ峰だ。以前富士山測候所の大きなレーダーがあった場所だ。

天気が良くて三浦半島まで見えた。これは駿河湾、左の方は伊豆半島だ。

右端からちょと行ったあたりが生まれ育った場所だ。富士山に登るのは3回目で、前回は30年前、前々回は38年前だった。

30年前は夏休みの部活が終わって休んでいたとき、富士山がよく見えたので今日登る?という感じで高校の友達数人でその日にバスで富士宮口に向かったのであった。

その当時は一気に登って頂上でご来光を拝んで下山するのが一般的だったので、五合目駐車場で暗くなるまで待っていた。

待っている間、野球なんかして走り回っていた。最近一番大切なものは健康だとつくづく思うのだ。

 

流石に山頂は空気が薄くて時々頭が痛くなる。妻の歩く速さも遅くなった。ゆっくりと歩いて剣ヶ峰に立った。

剣ヶ峰には三角点と石柱があるが、これはその横のちょっと高い所、この瞬間日本で一番高い所に立っているのは我々だ。

浅間大社奥宮で本殿上棟祭が行われていた。

38年前に登ったとき、奥宮の前で擦り減ってつるつるになった古銭を拾ったが、あの古銭はどこに行ってしまったのだろう。

結局山頂には3時間も滞在してしまった。

吉田口の下山道は埃まみれで日差しも強くお世辞にも快適とは言えない。景色だけが救いであった。

五合目に着くと酸素の濃さを実感できた。

また何年かしたら登ってみようかな。

コメント (2)
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