風になれたら

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中島みゆきや渡辺美里を聴いて風になり
山を歩いて風になる

奥多摩5連発

2016-09-17 | 徒歩の旅

5/29 晴れ

7ヶ月ぶりの山行で足慣らしに選んだのは奥多摩の高水三山だ。高水三山は高水山、岩茸石山、惣岳山の三山のことを言う。

コースタイム4時間半なので、10時ぐらいに登山口に近いJR青梅線の軍畑駅に降り立った。駅前には子供を筆頭に大勢の登山者がいた。

女性トイレは長蛇の列だ。駅前でストレッチをして日焼け止めを塗ったら出発だ。

踏切を渡って都道193号を歩いているとバイクがけっこう走っている。この道は都道53号につながっていて、飯能方面に抜けられる。

何度か訪れた地秩父方面のツーリングを思い出しながら登山口を目指さした。

都道から外れると小川が流れていて魚影が見えた。山女魚だろうか。

道路脇にはヤマアジサイが咲いていた。

しばらく行くと行き止まりに釣り堀があり、そこが登山口であった。

久しぶりの登山なのでゆっくりと登っていく。日差しが強く汗が出てくる。

高水山の頂上近くに高水山常福院と言うお寺があった。味わいのあるお堂で刀が納められていた。

岩茸石山の頂上はにお昼ご飯を食べる人で賑わっていた。

父の作った空豆をつまみにビールを飲む。山で飲むビールは果てしなく美味い。

トマト缶でパスタを茹でた。トマト缶ひとつは、ちょっと量が多すぎた。

おなかがいっぱいになってビールも飲んだので一気に体が重くなった。

まぁ、ゆっくりと行こう。しばらく歩いて惣岳山を抜けて御嶽駅方面に向かう。

これは白いヤマアジサイっぽい。

昔話に出てきそうな今にも動き出しそうな大きな木があった。

鉄塔をくぐる。空を分割する骨組みが美しい。

足慣らしとしては丁度良いルートであった。

 

6/19 晴れ

再び高水三山に登った。2回目だと土地勘ができて気持ちにかなり余裕ができる。そして、写真もあまり撮らなくなるので、目で楽しむ機会が増える。

札幌黒ラベルが切れていたので、もらったプレミアムモルツを持ってきた。ビールを飲むと体が重くなるのだが、ハイキング的登山のお供としてビールは欠かせない。

 

7/16 曇り

2回の山行で、もう少し歩けそうだったので川苔山に登ることにした。

奥多摩駅から東日原行きのバスに乗って川乗橋で下車する。川苔山も人気の山で登山者が多い。

しばらく登山口まで舗装された林道を歩く。杉林の登山道をしばらく行くと渓谷沿いを歩くことになる。

すっかり夏になったが、ここは涼しい風が吹いていた。渓谷の道はかなり高さがあるので、落ちたら命の保証はないだろう。

途中大きな滝があった。滝があることを知らずに登ってきたので得した気分だ。

名前は百尋の滝、百尋はないけれどけっこうな高さで、涼しい空気が漂っていた。

ここから先に少し岩場があって、それを抜けると急登が続く。もうひと頑張りだ。

綺麗なキノコが生えていた。多分、食べられないだろう。

登り坂が少し緩くなり、分岐点に出たら川苔山の頂上はもうすぐだ。

頂きでお昼ご飯を食べた。景色はごらんの通りでガスっている。

下山は今きた道ではなく、本仁田山を抜けて奥多摩駅に向かうルートを取った。

これも綺麗なキノコだ。

選んだルートは滑りやすい急坂が2ヶ所ぐらいあって慎重に下りた。登山道に蜘蛛の巣が張っているので今日一人目の通過者のようだ。

奥多摩の山は下りが延々と続く感じがする。降りても降りても杉林だからかもしれない。そして最後に人家が見えてくるとホッとするのだ。

 

7/30 晴れ

茹だるような日々が続いていた。こんな時は家にいるより山で汗を流した方がいい。

向かったのは鋸山経由の大岳山だ。奥多摩駅から最初に愛宕山を目指す。

久しぶりに愛宕山の急階段を登った。急階段の写真はこっちの日記を見てくれたら幸いだ。

愛宕山から鋸山を経て大岳山へ向かう尾根道は好きな道だ。

富士山は見えなかったが、大岳山頂は良い天気だった。

大岳山から御嶽山を経て下山した。やっぱり山は天気が良いと爽快だ。

 

8/27 曇り時々雨

今年初めての鷹ノ巣山、鷹ノ巣山は頂上までずっと上り坂が続くので、登り甲斐のある山だ。

終点の東日原でバスを降りると、ちょこんとした稲村岩あたりに雲が立ち込めていた。

雨がパラついていたので、雨具を着て登り始めたが、蒸し暑いのですぐに脱いだ。

稲村岩の下までやってくると雨が降り出したので、また雨具を来た。脱ぐとすぐに雨が戻るのは定石だ。

雨の中、急登を続けていく。雨は弱まる気配はなく、登山者にも出会わない。雨が続くので途中で引き返そうかとも思ったが、これも修行だと登り続けた。

頂上近くで初めて人とすれ違った。頂上に着くと新しい山頂の碑が建っていた。この一部は私の税金だと思うと可愛いものだ。

昼ごはんを食べおわると、2人連れのおじさんがやってきた。今日であった最後のパーティーであった。

おじさんたちが写真を撮りあっていたので、撮りましょうかと声をかけた。

視界はこんな感じだ。雨は続き、標高1,736mなので少し肌寒い。

下山は奥多摩湖方面の水根沢林道を選んだ。雨なので、道幅の広い林道を歩こうと思ったのだ。

石尾根から水根沢方面に下って行くと、道は渓谷沿いの道になっていった。水根沢は紅葉の時期に素晴らしい景色を見せてくれそうな渓谷だ。

林道はどこだろうと地図を見るも、今歩いている細い道が林道のようだ。切り立った崖の上の細い道を何kmも歩く羽目になってしまった。

高いところは数10mの垂直に近い崖で、落ちたら命の保証はなく、気を張り詰めて歩き続けた。雨で地盤が緩み、崩れかかっていたり、滑るところも多かった。

渓谷沿いの道を抜けて舗装道路に出てホッとする自分がいた。

 

奥多摩は奥深い。

 

 

 

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2 コメント

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山でビール (ごん)
2016-09-22 16:23:41
なおさん、こんにちは。

缶ビールは家から持って行かれているのですか?
飲む頃には生ぬるくなっていませんか?

アウトドアで飲みたい気持ちはいっぱいなのですが、
いつもクルマやバイクなのでアカンですね。
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家からビール (なお)
2016-09-22 20:41:15
ごんさん、

缶ビールは家から持っていきます。
飲む時にちょうど良い温度になるよう、保冷剤を巻きつけたり、缶ビールを凍らせたりしていますが、ぬるかったり、冷えすぎていたりして、なかなか難しいです。今は缶ビール専用の冷蔵ボトルもあるみたいです。

公共の交通機関を使うメリットは飲めることです!
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