9月22日 (火) 晴れ
国後島から日が昇る。明るくなれば目覚める。テント泊ひとり旅の朝は早い、そして夜も早い。
朝ごはんを食べて釣りに出かけた。昨日とは違った川に入ってみた。ゴミが散乱していてなんだかなぁ、と思いながら釣り上がる。オショロコマの魚影は薄く、3匹釣って終わりにした。
テントに戻って今日の行き先を決める。屈斜路湖で温泉に入ろう。途中開陽台に寄って行こう、その前に厚岸で牡蠣ご飯を食べようと思ったが、厚岸を回ると結構な距離があるので厚岸行きはなし。厚岸は2012年と2014年に寄って「かきべん」と「かきめし」を食べている。その時の日記はコチラとコチラ。
真っ直ぐに伸びる北19号線を経て開陽台へ、駐車場の端のバイク置き場にバイクがずらりと並んでいた。ライダーは開陽台を目指すのだ。多分開陽台は5回目ぐらいの訪問だと思う。展望台の傍にはキャンプ場があって夜は星空が綺麗に違いない。
展望台に登ってぐるぐる回って景色を楽しんだ。マスクをしていたがここから地平線を眺めているとCOVID-19のパンデミックが夢のように思えてくる。
三角点があった。三角点を見つけるとつい覗いてしまう。
お昼ごはんは弟子屈でラーメンと決めていた。弟子屈ラーメン弟子屈総本店で食べる弟子屈ラーメン、早口言葉のようである。
頼んだのは弟子屈醤油チャーシュー、美味い。美味しいラーメンはとにかく偉い。
弟子屈の街を離れる前にセイコーマートで食料を調達してからパイロット国道を屈斜路湖を目指した。屈斜路湖にはお気に入りのキャンプ場があるのだ。
そこは湖畔で隣は鄙びた温泉、ちょっと歩くと無料の露天温泉やその先に野手溢れる掘建て小屋の温泉もあるのだ。しかしキャンプ場に着いてがっかりすることになった。
料金は倍になり、ゴミは持ち帰り、売店はなし、おまけに区画割りされていた。これは全てCOVID-19の影響である。そして隣の温泉もCOVID-19で休業、露天温泉は枯れていた。ここから他のキャンプ場に行く気力はなかったので手続きを済ませ、ソロキャンパー用の場所にテントを張った。
近くの温泉は入ることができないので和琴半島にある温泉に行こう。準備を整えて半島の入り口に向かうと危険な倒木があるため通行禁止となっていた。ここは突破してはいけない、と頭の中の良心が囁いた。今来た道をとぼとぼと引き返した。
キャンプ場の売店はやっていないので、ビールを求めて屈斜路湖の駐車場にある売店2件に行ってみたけれどビールは売っていなかった。仕方ないので片道20kmほどかけてバイクでビールを買いに行った(涙)。
夕方隣のキャンパーが戻って来て焚き火を始めた。こちらは風下で煙いなと思っていたら、そのうちにゴミを燃やし始めてプラスチック系の有害物質の煙が流れてきた。ゴミがなくなるまでその煙が流れて来て臭くて気持ち悪くなってしまった。うぷっ!文句も言えない自分の不甲斐なさにもぐったりして眠りについた。きっと明日はよい日になると信じながら。
COVID-19のパンデミックが過ぎ去ったらこのキャンプ場を再訪してみようと思う。