風になれたら

SUZUKI Bandit1250Sに乗って風になり
中島みゆきや渡辺美里を聴いて風になり
山を歩いて風になる

北海道ツーリング 2017 10日目 礼文島へ

2017-12-03 | 

8/1 晴れ

港から見えるペシリ岬、見晴らしの良さそうな岬だ。今日は3泊した利尻島を後にして礼文島へ向かう。

フェリーを待つ間、レンタカーショップにミルピスの貼り紙をみつけた。ミルピスは利尻島で作られている乳酸飲料で牛乳瓶のような入れ物に入っている。

なんか有名そうなので記念に飲んでおこう。瓶には最果て、自家製と書かれている。うむ、感動はないがそれでいいのだ。値段は高めだがそれでいいのだ。

瓶を持って帰っていいですか?と聞くと50円であった。それで飲む前に持ち帰りですか、と聞かれたわけだ。おじさんと一頻り話をして向かいのフェリーターミナルに向った。

フェリーが港に入ってきた。小さなフェリーに旅情感が高まる。

さようなら、利尻島。さようなら、利尻山。

こんにちは、礼文島。利尻から礼文まで45分、あっという間である。

港のある香深(かふか)から5kmほどの所にある香深井(かふかい)にある緑ヶ丘スポーツ公園キャンプ場へ向った。最初は島の北部の船泊にある久種(くしゅ)湖畔キャンプ場にしようと思っていたのだけれど、昨年近くの銭湯が店じまいしてしまい、公衆浴場は香深にある温泉施設、うすゆきの湯のみだからだ。バイク旅は風呂が近くないと風邪を引きやすくなるのだ。

管理人の方と話をしたら、バイクならとりあえず島を一回りしたらいいですよ、と薦められた。島は南北25kmほどで、主要な道は島の東側に1本だけなので時間はかからない。

と言うわけでお昼ご飯を食べよう。漁協直営店の「かふか」に寄る。バイクなのでノンアルコールビールで喉を潤し、うに丼をいただく。礼文と言ったら「うに」でしょう。どうですか!?この盛りっぷり。そして半端ない甘み。うに丼は幸せの黄色い丼だ。

おなかが満たされたら北へ向かう。礼文島で一番訪れたかった場所、そこは澄海(すかい)岬だ。そこは中島みゆきさんが「銀の龍の背に乗って」のミュージックビデオを撮影した場所なのだ!

どうですか、この景色、青い空に青い水を湛えた入り江。入り江といえば入江たのしさんと言う方が中島みゆきのオールナイトニッポンのディレクターをしていたことを思い出した。

ここも観光スポットなので引っ切り無しに観光バスが訪れていた。そんな人を横目におもむろにイヤホンを取りだし、みゆきさんが歌っていた場所の横で「銀の龍の背に乗って」を聴く。すぐ横で自撮りしようとして苦労していた女性がいたので、写真を撮ってあげる。そしてここは中島みゆきさんが。。。と宣伝も怠らない。全部で5回聞いたので30分以上経ってしまったが、いつまで見ていても飽きない景色だ。次は南へ向かう。

島の南にある北のカナリアパークまで30kmぐらい。映画「北のカナリアたち」のセットを見られる場所だ。湊かなえ原作、吉永小百合主演で実力派の俳優が脇を固めている。北海道の自然の厳しさと美しさも楽しむことのできる映画だった。

映画を観ていない人にはなんだかわからない所だと思うのだけれど、ここも観光バスのルートに組み込まれている。人が立ち去るのを待ってゆっくりと見学した。

 次に島の西側にある地蔵岩へ向かった。ここも北のカナリアたちの重要な場面で使われた場所だ。

今日は良い夕陽を見られそうだ。まだ時間があるので温泉に入ってから出直そう。温泉に入ってからコンビニで弁当を買って猫台桃台展望台に向かった。

猫台桃台展望台から見た桃岩、夕陽に照らされて赤くなった。

そして猫岩、海に浮かぶ小さな岩だ。海沿いに建っているのは桃岩荘と言うユースホステルで、何やら大声で叫びながら泳いだりしていた。ここはとても賑やかで有名なユースホステルらしい。

 海側の夕陽は今ひとつだっだけれど、山側は綺麗だったし、海を眺めながら秋刀魚の蒲焼き弁当を食べられたのでよしとしよう。

 

コメント
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