風になれたら

SUZUKI Bandit1250Sに乗って風になり
中島みゆきや渡辺美里を聴いて風になり
山を歩いて風になる

秋のお泊まりツーリング 前編

2014-10-25 | 

10/25(土) 晴れ

富山のスーさんから万座の豊国館で温泉に惚けませんかとお誘いを受けた。

もちろん喜んで参加だ。関東から向かう他の参加メンバーはコウタロウさん、そして1日目だけだがごんさんだ。

朝7時、集合場所の関越道三芳PAは雲ひとつない青空だ。関越道から上信越道に入り、下仁田ICで降りた。

 

下仁田の道の駅で休憩したが、空気がひんやりとしていた。真冬に近い格好で家の中では汗をかきそうだったが正解だった。

久しぶりの妙義山、まだ早めの時間で観光客もまばらであった。紅葉の盛りはもう少しかもしれない。

妙義山へ至る中腹に風を待つパラグライダーを楽しむ人たちがいた。

大気がまだ温まっていないので、よい上昇気流ができていないとのことだった。

県道を繋いで榛名湖へやってきた。榛名湖半の山はすっかり紅葉していた。

ここはカルデラ湖、日本は身近に火山を感じる場所がどこに行ってもあるなと思う。

 

榛名湖から草津へ向かう途中の中之条で昼食をとった。飛び込んだ蕎麦屋はネットの評価でそこそこの点数を取っていたが、僕の中では低めの点数であった。

まずくはないが、コストパフォーマンス的に疑問が残る。今度機会があったら隣のトンカツで勝負だ。

 

気を取り直してロマンチック街道で草津を目指す。走り慣れた暮坂峠、2人に付いていくと何度かタイヤが滑る。新品タイヤのコーティングがまだ残っていたのだ。

白砂川を越える大きな橋から下を覗くと小さな橋が架けられていた。早速行ってみると現存する道路鉄橋として最も古いものに属する吾妻橋であった。

アメリカから輸入した鋼材を使用し1901年に利根川に架けられたものを1959年に架け替えたそうだが、その後ここにその古い橋の一部が架けられたそうだ。

 

紅葉を求めてR292からR405を白砂川の上流に向かった。尻焼温泉から草津へ抜ける道は通行止めであった。

引き返すことにし、R405を行ったり来たりして紅葉スポットを探した。ここはいい感じだ。

そんなことをしていると、前を行くごんさんが路肩に停まってたので後ろに付けると、エンジンがかからないと言う。

セルモータが回らないようだ。押しがけしてみましょう、とごんさんが跨ったバイクをゆるい坂道を使ってコウタロウさんと押した。

もう少しで点火できるんじゃないかと思ったら、コウタロウさんが脱落してありゃりゃと思ったけれど、もったいないのでもう一押ししたらドウリャとエンジンがかかった。

ごんさんはそのまま去っていった。

草津の街で宴の品々を買って万座に向かった。志賀草津道路に入ると気温がぐっと下がった。

今日の宿、豊国館に着くとスーさんが出迎えてくれた。宿の引き戸を開けると中から硫黄の匂いがムワンと広がった。

とりあえずビールを飲んで、温泉に浸かった。熱めだが、真っ白で、ピリピリするお湯で、いかにも効きそうな感じがする。

身体がふやけるまで温まった。夕食は家庭的な料理でほのぼのとした。部屋に戻ってからも宴は続いた。

気がつくとスーさんが寝息を立てていた。しばらくコウタロウさんと大人の話などしていたのだが、彼が外にタバコを吸いに行ったときに横になったら寝てしまった。

コメント (2)
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