風になれたら

SUZUKI Bandit1250Sに乗って風になり
中島みゆきや渡辺美里を聴いて風になり
山を歩いて風になる

泣かせるじゃないか

2006-01-28 | 中島みゆき
夜会 Vol. 14の初日に行ってきた。青山劇場に着くとすでに長蛇の列、劇場前の大きな円柱それぞれが夜会の絵で飾られている。

ロビーに入るとどよーんとした空気が漂っている、中島みゆきのコンサートはいつもこんな感じ。男女問わずおじゃる丸のうすいさんがいっぱいいるのだ。ほんとだよ。みゆきが暗いんじゃなくて、ファンがどよーんなのだ。みんな背負い込んでいるモノがあるのかもしれない。

広めの椅子、シアターコクーンの椅子は最悪だったので、青山劇場はエライエライと思った。今回の夜会は当日券の発売があるらしい。前売りは完売したそうだ。でもオークションでは定価割れしてるのもあるので、この値段でコクーンの2倍の枚数にしたことでダフ屋行為はなくなったってことか。会場前でもダフ屋はひとりしか見なかったし。でチケットの20,000円は高いか安いか、20,000円 x 2000席 x 22公演でまあ8億ぐらい、日産スタジアムのU2は10,000 or 15,000 x 6万人 x 1公演で同じぐらいか。じゃあ22公演あって、近くににみゆきがいるんだからU2よりお得だ、と考えていたら幕が上がった。

指揮をする瀬尾さんの姿がよく見える席だった。今回のは前回の再演だけど、まったく内容が同じと言う訳ではない。もちろん大きな流れは予想したとおり一緒だった、再演だから当たり前か。前回の記憶はブッとんでいたけれど、観てるうちにだんだん思い出して、あぁ、ここはこういう意味だったんだと気づくことが多かった。テーマは転生、まわる、まわるよ、時代はまわるなのだ。視力があんまり良くないのでみゆきさんや出演者の表情があまりわからない。オペラグラス貸してくれてたから借りればよかった。でも、香坂さんや、コビヤマさんの動きはいいね。みゆきさんのステップもカッコよかった。もちろんこれにみゆきさんの歌があるのだ、ってそれがメインだけれど。

昔は言葉の実験劇場とか言ってたこともあるけど、最近は変なコンサートと言ってるらしい。うん、あたってる。口で説明するのは難しいもんね。夢で見た世界を表現したっていう感じか。初めて見た人はなんだろうな、なんだろうなと思っているうちに最後まで観てしまうだろう。そんな不思議な感覚が夜会かもしれない。外れたというか、全然わからん、歌もほとんどなしというのもあったけど、今回のは大満足だった。なんてったって、3回は涙がでてきたもんね。それに全身が震える感動があるんだよね。これもほんとだ。みゆきさんにありがとうと言いたい。

まとめると、こぉーのぉいーしょーおだぁーけーではー、旅はーまだ終わらないーって感じか。

終演してロビーに出るとどよーんはもう消えていた。みんな洗われたんだろうな。

>追記 1/30
青山劇場の収容人数は2000じゃなくて1200ぐらいのもよう。大阪のシアターBRAVA!もそれぐらいみたいなので、20,000円 x 1200席 x 22で5.3億ぐらいでした。失礼しました。

コメント (8)
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